巨人、ライデル・マルティネス獲得で鉄壁な救援陣結成…菅野が抜ける先発陣にとっても大きな補強に
中日を自由契約となったライデル・マルティネス投手(28)を巨人が獲得することが15日、分かった。マルティネスと来季の選手契約を結ぶことで、この日までに基本合意に達した。NPB通算166セーブを挙げ、今季を含めセーブ王に2度輝いた絶対的な守護神を加え、巨人がさらに鉄壁な救援陣を結成する。 ◆ライデル・マルティネス、涙…涙…でキューバ帰国【写真複数】 今季の巨人は投手が好成績を収め、リーグ優勝を果たした。チーム防御率2・49、救援防御率2・27はともに12球団で1位。中でも救援陣は、抑えの大勢が途中離脱しながらもリーグ3位の29セーブ、防御率0・88をマーク。大勢につなぐケラー、バルドナード、船迫、高梨はそろって20ホールド以上を挙げたが、マルティネスが加わることで、さらに鉄壁となる。 今季、セ・リーグの外国人で歴代最多の43セーブを挙げたマルティネスに来季は9回を任せ、大勢が8回に回るのが有力だ。救援陣は基本的に3連投を避けてきたが、よりうまくやりくりもできる。 15勝3敗と一人で12の貯金をつくった菅野がメジャーへの移籍で抜ける先発の整備は課題。もちろん補強を進めているが、救援陣がさらに分厚くなることで、早い段階から勝ちパターンをつぎ込めることになる。マルティネスの加入は先発陣にとっても大きく、何よりの目標となる日本一へ向けても大きな補強となった。
中日スポーツ