謎の古墓群「トゥダチ」 謎解明へ専門家が調査 うるま市平安座島
地域住民の信仰の対象とされているうるま市平安座島の古墓群「トゥダチ」の謎に迫ろうと専門家による調査が続けられています。 【写真を見る】謎の古墓群「トゥダチ」 謎解明へ専門家が調査 うるま市平安座島 うるま市の平安座島の東側には、切り立った崖をくりぬいて造られた3つの墓が並んでいて、地元では「トゥダチ」と呼ばれ地域住民がシーミーの際、門中ごとに最初にお参りをする拝所です。 造られた年代や経緯、誰を祀っているかなど詳しいことは分かっておらず、2018年11月から考古学や人類学、民俗学の専門家チームが地元の自治会と協力して調査を続けています。 今月13日は沖縄民俗学会の萩尾俊章会長が公民館を訪れ、住民から聞き取りを行った上でこれまでに判明したことを報告しました。 それによりますと骨を納めた厨子に記された文字の解析によって、18世紀前半から19世紀まで利用された墓であることなどが明らかになったということです。 調査チームは来年3月に報告書をまとめる予定でこれまでの謎が解明されるのではと地域住民の期待が高まっています。
琉球放送