OZworldの圧倒的世界観 体感型のワンマン・ライブで目撃したもの
スピリットが宿るかのような壮大な瞬間
約3000人の観客を巻き込んだ宴もいよいよ終盤に。さらにギアを上げていく合図かのように「WAVEBODY」のイントロが流れ、JP THE WAVYがステージへ飛び込むようにして合流し、圧巻の存在感を放つ。そして、アカペラで前振りした後、海を跨いで完成した「WOKE UP REMIX」のヴァースをキック。客席の興奮度はまだまだ上がっていく中、すかさず「RASEN IN OKINAWA」のイントロが響き、さらなる歓声と共に沖縄出身のクイーン、Awichが登場。そこに唾奇が加わり、OZworldの番を経て、オーディエンスを煽るようにCHICO CARLITOも登場。改めて、沖縄が誇るラッパー4名が集結してZepp Hanedaの空気を一瞬にして最高潮まで盛り上げた。「沖縄は然るべき絆で繋がっている島。言霊を紡いで継承していく」とMCを添えて、Awichと唾奇との「MIKOTO -SUN NO KUNI-」をパフォームし、まるでステージ上に沖縄の、そしてOZworldら三名のスピリットが宿るかのような壮大な瞬間を演出した。そしてクライマックスに向けて突っ走るかのように歌うのは唾奇との「NINOKUNI」。唾奇も「最後、みんなで歌いますか!」と呼びかけ、客席にはピースな一体感が宿る。満面の笑顔を浮かべたOZworldは最後、「まじで音楽やっててよかった。みんなも、誰にも負けない武器がある。本当に今日はありがとうございました」と締めの挨拶をし、最後の「色違いポケモン」へ。途中、ライブDJであるDJ KFIVEのバースデーを祝う場面もあり、感動と余韻を残してワンマン・ライブの幕が閉じた。 オーディエンスとアーティストらが共鳴したパフォーマンスからは、OZworldの圧倒的な成長を感じさせられた。綿密に創造された世界観と精神性にどっぷりと浸かることができた、まさに体感型のワンマン・ライブだった。 OZworld Zepp ONEMAN LIVE 2024 “UTAGE” 2024年12月8日(日)大阪府 Zepp Osaka Bayside Feat. Guest ACE COOL AI Awich CHICO CARLITO KUNIKO MIYACHI Red Eye RITTO SO-SO 柊人 唾奇 ゆるふわギャング
Shiho Watanabe