千葉雄大、「伝える」って怖いことだけど 書籍『喋って食って零キロカロリー』出版
自炊を頑張る日は「何かが溜まっている時」
――「食う」でいうと、ご自身のInstagramでは手料理も披露されています。自炊を始めたのはコロナ禍からだったそうですが、千葉さんなりの食の楽しみ方を教えてください。 千葉: 自炊はコロナ禍になる前から少しはしていたんですけど、自粛期間になった頃からより作ることが多くなりました。僕は地のものや旬のものが好きなので、そういう食材を使うことは割と意識しています。 以前、肉じゃがを洋風の味付けにアレンジしてみたのですが、それは意外と美味しかったな。僕は日常的に自炊しているわけではないので、インスタに手料理を載せているのは、すごく頑張った日だけ。あとは大体、ほうれん草をゆでてかつおぶしをパパっとかけたようなものばっかりなんです。 何品かまとめて作っている日は、大体、自分の中に色々なものが溜まっている時なので、効率よくフライパンを使いながらほかのものを仕込んで、出来上がったらどんどん保存容器に詰めて、最後はきちんと片付いている! それがすごく気持ちよくて満足するんです。食べることももちろん大事だけど、自分で作る時はその過程が楽しくて大切な時間なのかもしれません。 ――無心になって料理して、出来上がったときの達成感や喜びみたいなものはありますよね。 千葉: 無心になりたいときはタコスがおすすめです。具材に使う玉ねぎを大量にみじん切りしなきゃいけないから、「これ、玉ねぎ何個あるんだろう?」って思いながらずっと刻んでいます。ちなみに、僕はまだみじん切り器には頼っていません。でもきっと毎日料理をする方からは「少しでも時短したいからガンガン使ってるわ!」って言われるんだろうな(笑)。
●千葉雄大(ちば・ゆうだい)さんのプロフィール 1989年3月9日生まれ。宮城県出身。モデルを経て、2010年に『天装戦隊ゴセイジャー』で俳優デビュー。近年の主な出演作に、映画『もっと超越した所へ。』、『スマホを落としただけなのに 最終章 ファイナル ハッキング ゲーム』、ドラマ『いいね!光源氏くん』シリーズ(NHK)、「アンメット ある脳外科医の日記」など。 ■「喋って食って零キロカロリー」 著者:千葉雄大 出版社:ワニブックス 定価:2750円(税込)
文:根津 香菜子