河野氏、公約で年末調整廃止主張 自民党総裁選、原潜配備議論も
自民党総裁選に立候補表明した河野太郎デジタル相(61)は5日午後、国会内で記者会見を開き、総裁選公約を発表した。将来的に年末調整を廃止し、全ての納税者に確定申告をしてもらう案を主張した。自衛隊への原子力潜水艦配備について議論する必要があるとの認識も示した。 【写真】年末調整の廃止案、河野氏が説明「税の使い道に厳しい目を」メリットも強調
バイデン米大統領が日本製鉄によるUSスチール買収阻止を準備するとの一部報道に関し「政府の介入はあってはならない。大統領選のために市場がゆがめられないことを望みたい」と述べ、警戒感を示した。 原発・エネルギー政策については従来「原発ゼロ」を持論としてきたが、先月26日の出馬表明時には原発のリプレース(建て替え)容認を打ち出した。軌道修正を図った理由について、河野氏がどのように説明するのか注視される。 総裁選は12日告示、27日投開票の日程で実施される。4日に出馬表明した茂木敏充幹事長(68)は国会内の議員事務所へのあいさつ回りを続行。5日午後、改めて記者会見を開き、政策を発表する。林芳正官房長官(63)も議員事務所を回り、支持を呼びかけた。