〝フラワーバレンタイン〟 文化財華やかに彩り 福岡
2600本の一輪花配る予定
国の指定重要文化財の旧福岡県公会堂貴賓館(福岡市)に、2月14日の「フラワーバレンタイン」に合わせた、生花の大型装飾が登場した。奥行き3メートル、間口と高さは2・5メートル。使う切り花は全て福岡県産で1000本以上。築114年になる洋風木造建築に華麗な装飾が映え、観光客から人気を集める。 春らしいピンク系を中心にカーネーションやバラ、枝物など20品目以上を使い入口広間を彩った。手がけた日比谷花壇の担当者は「階段の上などさまざまな角度から楽しめるよう意識した」と話す。 花の生産額全国3位の同県では今年、過去最大級の「フラワーバレンタイン」を展開。花き卸や花商組合を主体に、公共施設7カ所に県産花を1000本以上使った大型装飾を設置した。入れ替え分を含めると約1万5000本を使う計算だ。14日には博多駅など4カ所のJR駅で生産者や駅長らが計2600本の一輪花を配布する予定。花の消費拡大につなげる。