7回に登板し、三者連続三振の力投を見せた笠谷

　◆みやざきフェニックス・リーグ　ソフトバンク3―6DeNA（17日、生目第二） 　ソフトバンクの笠谷俊介投手（27）が快投を見せた。 ■来季構想外となった選手【一覧】 　7回に3番手で登場。高見澤郁魅を真っすぐで空振り三振とすると、勝又温史はスライダーで見逃し三振。益子京右には三球勝負の空振り三振とし「真っすぐで空振りやファウルをとることがテーマだったので、それができた」と汗を拭った。 　フェニックス・リーグ前から、左腕の位置を少し下げて投げるフォームに変えた。「投げやすいポジションを探していったら、横回転が扱いやすかった。それを今は実験している」。益子に対する投球は「内角を攻めることができ、ゾーンでファウルや空振りも取れた。多少甘くても、空振りが取れた」と語った。 　今季は先発をしていたが、6月中旬から中継ぎに転向した。ウエスタン・リーグでは24試合に登板し2勝3敗、防御率2・82。8年ぶりに1軍で登板がなかった。「1年間けがなく野球ができたことはよかった。1軍で投げることは全てだけど、やることをやっていないわけではない。これも一つの経験」と話す。 　「打者に投げてみて分かることは多い。それを今日得られたことは収穫だった」と笠谷。今秋のリーグをさらなる進化の場にしていく。（浜口妙華）