「夢だったプロへの道開く」 プロ野球ドラフトで県関係者9人指名【徳島】
24日におこなわれたプロ野球ドラフト会議、徳島県出身者や県内のチームから9人もの選手が指名を受けました。 吉報が届いた選手たちの喜びの表情を映像で振り返ります。 県関係の指名ラッシュ、各地で歓声があがりました。 「東北楽天德山一翔投手環太平洋大学」 (東北楽天ゴールデンイーグルス2位德山一翔投手(22)環太平洋大) 「はじめは本当に自分かと思いはあったが、とてもうれしい気持ちでいっぱい」 德山一翔投手22歳は海陽町の出身。 最速153キロの直球を中心にスライダーやカーブ、チェンジアップなども交える即戦力サウスポーです。 鳴門渦潮高校時代は主にファーストを守っていた德山投手。 大学進学後、ピッチャーに転向すると球速を10キロ以上のばし、大学トップクラス左腕の評価を受けていました。 (東北楽天ゴールデンイーグルス2位德山一翔投手(22)環太平洋大) 「みんなありがとう」 「自分はここまで来るには、たくさんの方々の支えがあってここまでくることができたと思います。本当にありがとうございます」 「球界を代表するような大きな投手になりたい」 また、勝浦町出身、甲南大学の岡本駿投手22歳は、広島から3位で指名されました。 こちらも大学からピッチャーに転向し、その伸びしろが高く評価されました。 (広島東洋カープ3位岡本駿投手(22)甲南大学) Q.指名された瞬間はどんな気持ち 「こういう高い評価してくれたのが感謝の気持ちでいっぱい、指名されたときはびっくりして(頭の)整理が追いつかなかった」 Q.ここまで高い評価を受けると思ってた 「思ってなかった。将来的に体を作っていったら良いピッチャーになる、というところを目につけてもらったのかな」 「1軍のマウンドでどんな場面でも託される息の長い投手になりたい」 「千葉ロッテ宮崎竜成内野手ヤマハ」 社会人からは北島町出身宮崎竜成内野手が、千葉ロッテに2位で指名されました。 中学までヤング徳島ホークスに所属、高校からは県外でプレーしてきました。 (千葉ロッテマリーンズ2位宮崎竜成内野手(23)) 「プロに絶対行くと決めて(ヤマハに)入って、野球に必要ない事は全て排除して、逆に野球につながる事は全てやってきた。それをプロに入っても継続してやれば、自ずと結果はついてくると思う」 「僕のセールスポイントは走攻守のレベルの高さ、まずはトリプルスリーを狙ってプロの世界で戦っていきたい」 続いて、独立リーグの徳島インディゴソックス。 加藤響内野手はDeNAから3位という上位で指名を受けました。 (横浜DeNAベイスターズ3位加藤響内野手(22)) 「去年のこの時期野球を辞めようと思って、そこからこの1年間死ぬ気でがんばってここまでこれた」 「日本を代表するショートになりたい」 また、楽天から3位指名、中込陽翔投手も一時期は野球を辞め、消防士になろうとしていたそうです。 (東北楽天ゴールデンイーグルス3位中込陽翔投手(22)) 「徳島に来てインディゴソックスに来てすごく良かった。活躍して恩返しできるよう明日からまたしっかり練習したい」 このほか育成では阪神から1位で工藤泰成投手が、ソフトバンクから6位で川口冬弥投手がそれぞれ選ばれました。 2024年、インディゴソックスは4人が指名され球団の12年連続指名を達成しました。 高校生の名前も呼ばれました。 最速153キロの剛腕、生光学園高校の川勝空人投手は日本ハムから育成1位で指名されました。 生光学園高校に在学中の選手が指名されたのは初めてです。 また、阿南光高校、センバツベスト8の立役者、吉岡暖投手はDeNAから育成2位での指名。 (横浜DeNAベイスターズ育成2位吉岡暖投手(18)) 「本当に不安しかなくて待ち時間が長いと思っていたが(育成)2位で呼ばれてホッとした」 「これから人一倍がんばっていこうという気持ちです」 (髙橋徳監督) 「がんばりました。きょうは寝れるだろ、ちなみに2日ぐらい寝れてない」 夢だったプロへの道が開かれた選手たち。 これからはファンや子ども達に夢を与える存在になってほしいですね。