生物多様性をクッキーアートで表現するクリマロが、世界淡水魚園水族館「アクア・トトぎふ」とコラボしたアマゾンシリーズを新発売
約1000種のクッキーアートで生物多様性を表現する、いきものクッキーアート専門店「クリマロコレクション」は、世界最大級の淡水魚水族館「世界淡水魚園水族館アクア・トトぎふ(以下、アクア・トト)」とのコラボ第一弾として、アマゾンコレクション26種を2024年11月24日よりスタートした。クッキーアートを通して生きものたちの豊かな個性とつながりを知り、生物多様性を考えるきっかけ創出を目指す。 【写真】アクア・トトコレクション第一弾(アマゾン) ■確認されたすべての生き物の28%が絶滅危惧種 IUCN(国際自然保護連合)によると、絶滅のおそれのある世界の野生生物は4万1459種(2022年)。絶滅の原因は、主に人間の経済活動とそれにより引き起こされる環境破壊にあるとして、水族館や動物園は野生生物を保護する「種の保存」や「環境教育」という重要な役割を担っている。 ■希少種保全活動で地域環境を次世代へとつなぐ水族館 淡水魚専門の水族館としては世界最大級の「アクア・トト」。2004年に開館し、淡水魚を中心に約220種、2万点を展示している。 オープンからこれまで、ウシモツゴやイタセンパラ、ネコギギなど自然繁殖が難しいさまざまな生きものの繁殖や保全活動を進めてきた。その取り組みが認められ、2018年には環境大臣より国内最初の「希少種保全水族館」に認定されている。 2024年7月からは、開館20周年を記念した特別企画展「ワイルドアマゾン アマゾン最高!」を開催。南米最大級のナマズや大きなくちばしが特徴のオニオオハシなど、アマゾンに生息する生き物700点あまりを展示している。 ■学芸員や大学教授たちとの共同開発 クリマロは、同館の学芸員や生物多様性を研究している岐阜大学・向井貴彦教授(地域科学部)さん協力のもと、生きものの生態や個性についてヒアリングを実施。今回は第一弾として、特別企画展にあわせてアマゾンに生息する26種の生きものの魅力をクッキーアートに反映。見た目の特徴だけでなく、生態としての行動のおもしろみなど、クッキーアートが好奇心や探究心をはぐくむきっかけとなることを目指している。 ■生きものの魅力を伝えるブラッシュアップ 細かな表情や仕草、特徴や魅力をより伝えるべく、学芸員や教授など専門家の知識をもとにクッキーアート型のブラッシュアップが行われた。 ■アクア・トトコレクション第一弾(アマゾン) <種類> レッドテールキャット、オレンジキャット、トライアンバナクエ、ブルーガンディル、ピラニアナッテリー、デンキウナギ、ピラルクー、シルバーアロワナ、モトロ、ボルガドッドスティングレイ、ボドワード、コリドラス3種、カイマントカゲ、マタマタ、モンキヨコクビガメ、カウプカワアシナシイモリ、アマゾンツノガエル、キオビヤドクガエル、アイゾメヤドクガエル、アマゾンツリーボア、オニオオハシ、ルリコンゴウインコ、コペラ・アーノルディ <価格> 600円 <販売期間> 2024年11月24日~ <販売場所> アクアトト・クリマロ店頭・公式サイト ■ブラッシュアップやこだわり ・ボドワード・レッドテールキャット:第一背鰭(せびれ)・第二背鰭(せびれ)やヒゲ ・コペラ・アーノルディ:産卵特徴(水面から飛び出して葉に産卵) ・パナクエ:額ライン ・ピラニア:色味・ラメ感 ・なまず類(パナクエ・コリドラスなど):脂びれ ・デンキウナギ:胸鰭(むなびれ)や尻鰭(しりびれ)はお腹のあたりから尾の先までつながり波打つラインや構造 など ■今後の展開 生き物の魅力や環境をクッキーアートで表現し続けてきたことで、生きもの好きのコミュニティができ、クリマロならではの野鳥やプランクトン観察など、専門家とコラボした参加型企画も増えてきた。 「野生動物や生息環境に関心を持つきっかけは動物園(水族館)だった」という声も多く、自然との窓口である生きもの関連施設との連携を積極的に展開。最近では、専門家(学芸員や研究者)から、生き物や環境に興味を抱くきっかけ創出として、クッキーアートを媒介させたいという相談も増えている。 今後も培ってきた知識や関係性を活かし、「生きものを愛する人たち」のハブとして、生物多様性の大切さを知ること、そして行動のきっかけとなることを目指す。 ※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。