ご先祖様、お帰りなさい きょう旧盆「ウンケー」 島バナナも売れ行き好調 沖縄
16日は旧盆初日のウンケー。那覇市松尾にある第一牧志公設市場に隣接する小禄青果店では15日、「うやふぁーふじ(祖先)」への供え物を求める客でにぎわった。店頭にはみかんやサトウキビのほか、多くの島バナナが並んでいた。 【写真】沖縄のお盆は旧暦です 〝旧盆あるある〟 マックにケンタ、コンビニも!?
青果店は小禄悦子さん(82)と息子・賢さん(47)、娘・金城愛子さん(52)が切り盛りする。悦子さんによると、例年より沖縄に来る台風が少なく、島バナナが豊作で、値段がかなり下がっているという。そのため、島バナナの売れ行きが好調だという。 辺野喜美江さん(61)は「小禄青果店の島バナナは上等。安くて驚いた」と語った。夫と義理の姉2人とウンケーをする予定。「亡くなった義理の母から料理を教わったり、お盆で親戚回りをしたりしたのが思い出。感謝の気持ちで迎えたい」と思いを語った。 コーグヮーシが入った袋を片手に、うやふぁーふじがつえに使うというサトウキビの品定めをしていた新崎康一さん(66)は長いサトウキビを1本買った。「半分に折って仏壇に供えるよ」と満足げな様子で家路に就いた。
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