レクサスが新たな「小さな高級車」お披露目! 豪華仕様で同価格「CoolとRelax」何が違う? 新型「LBX」は生産のこだわりも凄かった
このようにLBXは「小さな高級車」と言えるモデルとなっていますが、生産の部分でも「レクサスらしさ」にこだわっています。 LBXの生産拠点は、トヨタ自動車東日本の岩手工場です。 アクアと同じ生産ラインにて混流で組み立てが行われていますが、新たにLBXの生産を立ち上げる際には144人の追加採用を実施するなど、地域雇用にも貢献しているようです。 追加した背景には、検査ライン途中にLBX専用となる「煌工程」というレクサスとしての品質確保を目的とした3つの工程を新設したことがあげられます。 これは動的な異音を検査する「ラフロードテスタ」、塗装面の仕上げを検査する「照明ブース」、パワーウインドウなどの電子パーツの異音を検査する「静音ブース」です。 なおLBXの1ラインにおける検査員人数は68人となり、専用工程では6人が細部まで見ている他、生産や検査に関連する人はすでに国内でレクサスクオリティを手掛けている工場で研修を行うなど徹底的に「レクサスらしさ」を継承しています。 このようにレクサスのLBXを生産することで、従来トヨタ自動車東日本で手掛けていたアクアやヤリス、ヤリスクロスなどの生産体制や品質向上という部分にも活かせる良い影響が出ているといい、「もっといいクルマづくり」がさらに磨かられているようです。 ※ ※ ※ そんなトヨタ自動車東日本の岩手工場では、2024年4月17日に「新型LBX-東北と走る-」という式典が開催されました。 トヨタ会長(マスタードライバー)の豊田章男氏やトヨタ自動車東日本の宮内一公会長、石川洋之社長をはじめ、岩手県の達増知事、金ケ崎町の高橋町長(「高」は、はしご高)など多くの来賓が参加。 トヨタ自動車東日本による東北を中心した自動車産業の状況や、震災からのイマなどが紹介されました。 またLBXの生みの親とも言える豊田章男会長と岩手県出身でレクサス開発ドライバー・佐々木雅弘氏のトークショーも行われ、式典前日にLBXで岩手の道を走った話なども語られました。 このように東北産/岩手産と言えるLBXは、世界60か国で展開されています。
くるまのニュース編集部