「ゆるキャン△ SEASON3」新ラッピング列車お目見え 天竜浜名湖鉄道
天竜浜名湖鉄道(浜松市天竜区)は30日、人気テレビアニメ「ゆるキャン△ SEASON3」のラッピング列車の運行を始めた。シーズン前作から続く企画へのアニメファンの期待は高く、記念行事が行われた天竜二俣駅(同区)構内の転車台やホームは写真を撮る見物客でにぎわった。 事前に申し込んだ約50人が、同区の天竜二俣・西鹿島駅間の往復を楽しんだ。アニメはキャンプ好きの女子高生たちの日常を描いており、同鉄道の沿線地域にゆかりがある場所が登場する。温かみのある水色や緑、オレンジ色を基調とした車体には登場人物のイラストなどがあしらわれた。 同鉄道は2021年2月から3年間、同アニメのシーズン2のラッピング列車を走らせ、誘客やグッズ販売に結びつけた。今回もキーホルダーやタンブラーといった商品の販売や関連企画を展開する。松井宜正社長は「ラッピング車両や副駅名契約といった、外部との連携による事業を継続していきたい」と話した。 記念式典には中野祐介市長が出席し、市内への誘客につながる期待を示した。
静岡新聞社