井岡一翔「迷いなく戦い抜く準備ができた」7・7両国の王座統一戦へ米合宿から帰国
プロボクシングWBA世界スーパーフライ級王者井岡一翔(35=志成)が23日、羽田着の航空便で米ラスベガス合宿から帰国した。7月7日、東京・両国国技館でIBF世界同級王者フェルナンド・マルティネス(32=アルゼンチン)との2団体王座統一戦を控え、師事するイスマエル・サラストレーナーのジムで約1カ月間、スパーリング中心の合宿を重ねてきた。井岡は「約1年ぶりにサラスさんのところで合宿に行くことができた。スパーリング相手も食事の環境も良く、バッチリ過ごせた。キャンプの仕上がりもマルティネス対策も、サラスさんと同じ目線にすり合わせて過ごすことができた」と手応えを示した。 22年大みそかのジョシュア・フランコ戦以来の統一戦となる。サラストレーナーとも十分なマルティネス対策を練ることができたようで「戦略的な内容もたくさん話した。最終的な戦い方も話せました。まだ日本でも調整があるが、何よりも迷いなく戦い抜く準備ができた。良いキャンプができた」と収穫を口にした。 現地での減量も順調で「毎日の食事が楽しみで、しっかり身体も調整できた。(帯同した)佐々木(修平)トレーナーも一緒にやせた」と強調。空港では家族の出迎えを受け、満面の笑みをみせた井岡の表情からは自信もうかがえた。残り約2週間となった「両国決戦」に向け「サラスさんのところでやってきたことを日本に帰って確認して最終調整する」と気持ちを引き締めていた。 なおスーパーフライ級2団体王座統一戦となる井岡-マルティネス戦はABEMAで生中継される。