清宮幸太郎、急きょの侍ジャパン招集にも休日返上で対応…高校以来の代表戦しっかり仕事「野球っていいな」
◇13日 「ラグザス presents 第3回 プレミア12」 1次リーグ 日本―オーストラリア(バンテリンドームナゴヤ) 侍デビュー戦でいきなりHランプを点灯させた。「7番・指名打者」でスタメン出場した清宮幸太郎(日本ハム)が2回の第1打席で右前打を放った。トップチームでは国際大会初出場となる試合で初打席初安打を記録した。 1―0で迎えた2回。先頭で打席に立つと、オーストラリアの長身右腕・ホランドの内角へのスライダーをしっかり振り切った。打球は右寄りにシフトを敷いていた内野の間を抜けて右前へ。シフトを破る一打で1死満塁となる好機につなげ、最後は2番・小園の一ゴロの間に貴重な2点目のホームを踏んだ。 侍ジャパンには巨人・岡本和、日本ハム・万波ら4選手の辞退によって急きょ追加招集された。10月下旬から始まった宮崎合宿を終えて6日に開幕の地・名古屋入り。翌7日と強化試合2連戦後の11日はチーム練習は休みだったが、2日ともバンテリンドームに姿を見せて汗を流した。 「すげえ意識高いとかそういうのじゃないんですけど、ちょっと体を動かしたかった。それだけっす」と謙遜しながらも「ちょっと打ち過ぎちゃったっす」と気持ちは自然と高ぶっていた。 高校日本代表以来の侍ジャパンへの選出。「試合とか野球を通してチームの仲も絆も深まっている。野球っていいなって思っています」。直前で代表入りを果たしたラッキーボーイがチームの勝利に貢献する。
中日スポーツ