【衆議院選挙】島根2区 自民の前職に立憲・共産の新人2人が挑む 終盤情勢は?
党の組織力を生かした選挙戦を展開。自民党・公明党の支持層を中心に、各地の演説には多くの支援者が集まっています。 地方での所得向上の実現、都市部からの人の流れを作るといった政策を訴え、着実な票の積み重ねを図ります。 自民・前 高見康裕候補 「少しずつご理解頂いてるんじゃないかと思います。やはり特に中山間地域に行けば行くほど、島根を守ってほしいと、次の世代に残したいと、そういう切実な声を頂いています」 1期目から法務大臣政務官などを務めたほか、地元との連携した仕事ぶりについても首長らから評価されていて、政治とカネをめぐる問題での「逆風」吹き飛ばしを狙います。 就職をきっかけに2008年に島根県へやってきた亀谷さんは、大田市の市議会議員2期目を務めていましたが、自民党政治を終わらせたいと今回の選挙に立候補しました。 共産・新 亀谷優子候補の演説 「今回の解散総選挙で自民党に厳しい審判を下して、本当に皆さんが希望を持てる、お1人お1人の経済状況をよくして暮らしを温めてここでも十分生活できるっていう保証を国が率先して行うことで日本中を元気にしていきたいと思っています。今回は国政への初挑戦ということで、これまで市民の皆さんのために活動してきたものを今度は島根県民全体へ、日本の皆さんの暮らしを良くするという立場で、是非とも国政に押し上げて頂きたいと思います」 平和な国づくり、賃金の引き上げ、ジェンダー平等などを掲げる選挙戦。国政初挑戦ではありますが、ここまでの戦いには手応えも感じていると話します。 共産・新 亀谷優子候補 「まわりの支援者の方に聞くと、こんなに反応が良かったことないという風に言われたので、県西部で。とにかく元気に楽しく明るく心をこめて演説します」 公示日前日に染めた金髪をトレードマークに楽しく明るい選挙戦を心がけてきた亀谷さん。無党派層の取り込みを図り今週は大票田の出雲市で3日間かけて支援を訴えました。
JNNでは22日から23日にかけて、有権者に対しインターネット調査を行い、取材を加味して選挙戦終盤の情勢を分析しました。 その結果、島根2区では現在、高見さんが優位。大塚さんが追う展開で、亀谷さんは厳しい戦いとなっています。 高見さんは自民党・公明党の支持層を固め、無党派層への浸透を図ります。 大塚さんは立憲民主党の支持層を固め。無党派層への浸透を図ります。 亀谷さんは共産党支持層を固めていますが、そのほかへの支持の広がりが課題です。 しかし、およそ4割の人が投票態度を明らかにしておらず、情勢は変わる可能性があります。 注目の衆議院選挙・投開票日は27日・日曜です。
山陰放送