DeNA・三浦大輔監督「毎月いじってました」 初めての愛車『トヨタ スープラ』の思い出
■入団2年目に「コソッと買って」、初めての愛車『トヨタ スープラ』
三浦さんが初めて自分の車を持ったのは入団2年目の19歳のとき。当時は20歳まで車の所有は禁止されていたそうですが「誕生日が12月なので2年目のオフまで待てなかった。2年目の途中からコソッと買って乗ってました」と告白し「寮の近くに駐車場を借りて、横浜スタジアムに乗っていってました。だんだん慣れてきたら寮の端の方に止めたりとか」と、ちゃめっ気たっぷりに話しました。 そんな三浦さんの初愛車が『トヨタ スープラ』。1993年に発売された国内向け2代目で「THE SPORTS OF TOYOTA」をキャッチコピーに、新設計された4輪ダブルウィッシュボーンサスペンションや超扁平(へんぺい)タイヤ、大容量のブレーキなどによって安定したスポーツ走行を可能にした本格的スポーツカーです。 選んだ理由について三浦さんは「(当時は)ちょうど出たところで、かっこいいなと。フォルム自体も全部かっこよかったので」とコメント。当時の新車価格は423万円で「年俸と一緒くらいでした」と明かし「毎月いじってました。給料が入ってちょこちょこいじりながらやってましたね」と、カスタムにいそしんでいた日々を回想しました。 実際に乗車する際には「運転できるかな。マニュアルは何十年ぶりかですから」と不安そうな表情を見せましたが、いざ運転を始めると「懐かしいな。楽しいですね」と笑顔でギアチェンジを楽しんでいました。納車当時を振り返って「車店まで電車で近くまで行って、迎えに来ていただいて。それで(車に)乗って帰ったんですが、当時はナビもなかったから寮までどうやって帰るのかなとなって。電車で来たから分からなかったんですよね」とエピソードを明かしました。
■「ギアチェンジしたら激痛で」愛車とまさかの別れ
『トヨタ スープラ』には約5年乗っていたという三浦さん。その間に、チーム日本一や背番号18への変更、さらに結婚や長女誕生と、人生の節目節目をこの車と共に迎えました。 続いて三浦さんが26歳のとき、2台目の愛車として選んだのはアメリカン・スポーツカー『シボレー コルベット』。1997年にフルモデルチェンジをした5代目、通称“C5”です。リトラクタブル・ヘッドライトや丸形4灯のテールランプなど前モデルからイメージを受け継ぎつつ、空気抵抗を減らすため流線的なボディーラインに一新されました。 当時は、「プロに入って車買いたい、年俸が超えたらアメ車乗りたい、ここ超えたらベンツ乗りたいと。欲のカタマリだったので」と、新たな車を迎えることが野球を頑張るモチベーションになっていたそう。その愛車とどうして別れることになったのか三浦さんに聞くと「東京ドームで先発していてヒジを痛めた。試合が終わって帰るときに、さあ走らそうと思ってギアチェンジしたら激痛で。野球に支障が出るからやめようと思って。乗っていて楽しかったですけどね」と泣く泣く手放したことを明かしました。 2001年からはAMGを愛車にすることが増え、『メルセデス・ベンツ ML55 AMG』、『メルセデス・ベンツ SL55 AMG』、『メルセデス・ベンツ S65 AMG ロング』、『メルセデス・ベンツ SLS AMG』などに乗車。その魅力について「ベンツは乗りたかった。憧れでしたから。内装もかっこいいですからね」と語りました。