「声も聞かないで工事をすることに、怒り大きい」北陸新幹線の延伸工事めぐり住民が説明会実施の要望 地下水などへの影響懸念
読売テレビ
北陸新幹線の延伸工事をめぐり、地下水など環境への影響を懸念する地元住民らが17日、京都府に対し、工事に関する住民への説明会を求める要望書を提出しました。 北陸新幹線の延伸をめぐっては、与党のプロジェクトチームが福井県小浜市を通り、京都市内を縦断する「小浜・京都ルート」での来年度の着工を目指しています。 検討中の3つのルートはいずれも京都市内に地下トンネルが建設されますが、住民らは、工事に向けた調査などを実施している「鉄道・運輸機構」が説明を拒んでいるとして、住民説明会実施の要望書を府に提出しました。 地元住民 「京都北部の豊かな自然を破壊する」 「私たちの声も聞かないで工事をすることに、住民の怒りはとても大きいです」 先週の与党の検討委員会では、知事らから地下水への影響などの懸念が伝えられていて、検討委員会は今週中に、京都市内の駅の位置などの詳細について、今後の対応を協議する方針です。