GRヤリスに負けられない スバルWRX S4が一部改良とともに、特別仕様車、ブラック・リミテッドを設定
自慢のアイサイトもグレードアップ
スバルのハイパフォーマンス・セダンである「WRX S4」は、275ps/375Nmというアウトプットを誇る2.4リッター水平対向4気筒ターボの4WDにCVTを組み合わせることで、2ペダルながら高い運動性能を享受できるのが美点だ。そのWRX S4が2024年12月12日に一部改良を受けた、 【写真19枚】スバルの4WDスポーツ・セダン、「WRX S4」が一部改良を実施。新しくなったS4と同時に設定された特別仕様車「ブラック・リミテッド」の詳細画像をチェック ◆紫の新色を追加 エクステリアでは、上級グレードの「STI Sport R EX」のホイール・デザインを切削光輝からブラック塗装に変更。ボディ・カラー展開も見直され、新設定の「ギャラクシーパープル・パール」をはじめ、「アイスシルバー・メタリック」や「マグネタイトグレー・メタリック」など計8色が用意されている。インテリアでは、ボルドーとブラックの本革シートの配色が変わったことで、スポーティ感と一体感を高めている。 ◆運転支援運転装置も充実 先進安全装備もアップデート。ドライバーモニタリングシステムとドライバー異常時対応システムの連携が強化され、長時間操舵していない時だけでなく、わき見や居眠り運転でも作動するように変更された。さらに、断続的なブレーキでドライバーに注意を促すパルスブレーキやコーストダウン(惰性走行)が追加されるとともに、ドライバー異常時対応システム作動によるハザードランプ点滅のタイミングを減速制御開始と同時に変更している。 また、アイサイトの車両中央維持制御と先行車追従操舵制御もアップデート。直線路の車線中央付近を走行中は介入操舵がしやすいように軽めの操舵感に変わり、急コーナーや白線付近を走行している際は、安全性を考慮して重めの操舵感に変更した。 ◆内外装をブラック仕立てに 今回の変更と同時に、STI Sport R EXをベースとした特別仕様車「STI Sport R-ブラック・リミテッド」を設定。インパネとドア・トリムがスエード調になり、ブラックのSTIロゴ入りレカロ製フロント・シートのインテリアが特徴となっている。エクステリアは、ドア・ミラーやルーフ・アンテナなどがブラックになり、スポーティ・ムードを高めている。 価格は、エントリー・グレードの「GT-H EX」が447万7000円、STI Sport R EXが502万7000円、特別仕様車のSTI Sport R-ブラック・リミテッドが503万2000円となっている。 文=塚田勝弘 (ENGINE WEBオリジナル)
ENGINE編集部
【関連記事】
- 変貌を遂げたその中身とは? 生まれ変わったスバルWRX S4のプロトタイプに初試乗!
- 8段ATも加わった進化型GRヤリス・プロトタイプにクローズド・コースで試乗!!「間違いなく私はATで走った方が数段速いし楽しい!」
- レクサスLBXに加わった高性能版「MORIZO RR」にサーキットで試乗 これぞ高級スポーツ・スニーカーの味 その仕事ぶりに大いに共感し、感動した!
- これが羊の皮を被った過激なアウディRS3に試乗したジャーナリストの生の声だ! 「ステアリングを切ったら瞬間横移動!」 400馬力の直5エンジンをA3に押し込んだアウディ
- スバル車専門店のブースも! ちょっと古いクルマはヨーロッパでも大人気! イタリア・ボローニャで開催された旧車の見本市に行ってみた