バナナが黒くならない保存方法って?管理栄養士に聞いてみた!
バナナの黒ずみの原因、上手な保存方法とは?
食べることの多いバナナ。気がつくと色が悪くなってしまったり、熟しすぎてしまったりすることはありませんか?そこで管理栄養士が、バナナの変色の原因、上手な保存方法を実際に試して解説します。
バナナの変色の原因とは?
■皮の黒い点は美味しさのサイン バナナの皮に出てくる黒い点々はシュガースポットと呼ばれるもので、バナナが甘く熟してくると出てくるものです。そのためバナナの皮のみに黒い点々がある場合は、腐っているのではなくむしろ美味しく食べられるサインと考えることができます。 ■皮全体が茶色くなるは熟成のサイン バナナは完全に熟していない状態で販売されることがほとんどで、購入後、バナナから発生するエチレンガスで熟成が進んでいきます。熟成が進むとバナナの皮の色が緑から黄色、茶色と変わっていき、薄い茶色の状態が最も甘みが強いとされています。 濃い茶色や黒色までに皮が変色すると、かなり熟成が進んでいる状態のなのであまり品質はよくありません。食感が悪くなったり、不快な臭いが出ることもあるので注意しましょう。 ■果肉が黒い時は要注意 果肉が全体的に黒い場合は腐敗が進んでいる状態と考えられます。また、果肉の内部に黒い塊があることが稀にありますが、これはバナナが育つ過程で雑菌が中に入り込んでしまったために起こります。果肉が黒い場合は注意しましょう。
バナナの保存方法を試してみた!
果柄部を切り落として冷蔵保存する方法と常温保存で1週間バナナを保存し、比較をしてみました。 (参考・参照:「バナナを長持ちさせる方法(レシピID:7307382)」) ■果柄部を切り落として冷蔵保存
皮はやや茶色くなりましたが、黒ずみの大きさは常温よりも小さくなっています。
中身はとても綺麗でダメージはほぼありません。食感はやや硬めで、個人的にはちょうど良い甘さでした。 ■常温で保存 皮の色はレシピの方法よりも黄色いですが、黒ずみの大きさは大きくなっています。
中身は熟している部分が多くあり、食感はとても柔らかく崩れる一歩手前でした。こちらも個人的にですが、そのまま食べるよりジュースやお菓子にすると美味しいのではと感じました。