田畑氏の不適切な党員登録、臨時国会までに説明を 自民県連・橘会長「重大な局面」
自民党の田畑裕明衆院議員(富山1区)の事務所が管理する党員に約100人分の不適切な登録があった問題で、橘慶一郎党県連会長は23日、富山市内で開かれた会合で、「田畑氏に28日召集の臨時国会までに説明責任を果たすよう求めている」と明かした。報道陣の取材に「大変重大な局面に来ている」と述べた。 【写真】会合後、報道陣の取材に応じる橘氏 橘氏は党県連の支部長・幹事長・事務局長会議に出席し、終了後、取材に応じた。橘氏は「田畑氏はきちんと説明をする責任がある。党中央でも大変重大に思っている」と述べた。 田畑氏は会合を欠席した。県連役員に事前に欠席の連絡はあったが、理由は伝えられていないという。 田畑氏には、事務所が支援者を無断で党員に登録し、架空の氏名でも登録した疑惑が浮上している。これらの党員分の党費に企業献金を充て、政治資金収支報告書に記載しなかった疑いもある。無断で登録された支援者は、田畑氏本人から口裏合わせを打診されたとしている。