ウィリアム皇太子、結婚指輪をつけない理由とは?
最近、キャサリン皇太子妃の婚約指輪が多くの話題を呼んでいる一方で、夫は結婚指輪をつけることを避けたいようだ。その理由はとても単純だ。 【写真】ふたりの結婚式で、キャサリン皇太子妃の指に結婚指輪をはめる準備をするウィリアム皇太子! 多くの人が英国王室のジュエリーに関心を寄せる一方、ウィリアム皇太子はあまり関心がないようだ。10月10日にキャサリン皇太子妃とともにサウスポートで行った直近の公務の際、結婚指輪をつけていないことが疑問を呼んだ。しかし、チャールズ3世の長男であるウィリアム皇太子は13年間の結婚生活の中で、一度も結婚指輪をつけたことがない。
「彼はジュエリーに興味がない」
ことの始まりは、2011年4月29日、ウィリアム皇太子夫妻の結婚前に下された決定だった。その日、宮殿の広報担当者は「ピープル」誌に「妻だけが結婚指輪をはめることになる」と語った。「夫妻の希望により、指輪はひとつだけ(ふたり分)」と公式メッセージには書かれていた。2021年1月14日(木)に発表されたバッキンガム宮殿の声明によれば、ウィリアム皇太子は「ジュエリーに興味がない。彼はこれまで一度も身につけたことがなく、今後も身につけないと決定した。すべては個人の好みによる」のだという。 一方、キャサリン皇太子妃はエリザベス女王から贈られたウェルシュゴールド(ウェールズ産の金)の結婚指輪を確かに選んで身につけている。このジュエリーは、ダイアナ妃が所有していたサファイアとダイヤモンドの婚約指輪と同じ指に着けられている。しかし、キャサリン皇太子妃は化学療法を受けて以来、何度か婚約指輪なしで姿を見せている。その指輪の代わりに、エタニティリングと思われるものを着けている。この贈り物はウィリアム皇太子からのもので、無条件の永遠の愛を象徴している。雑誌「タトラー」によれば、これはウィリアム皇太子がセント・アンドリューズ大学で学生だった頃にキャサリン皇太子妃に贈った約束の指輪かもしれない。
家族の絆
結婚指輪をしないことを選択したロイヤルファミリーは、未来の英国王が初めてではない。祖父のフィリップ殿下は、エリザベス女王との73年間の結婚生活の間、結婚指輪をしていなかった。ユージェニー王女の夫のジャック・ブルックスバンクも、2018年10月12日の結婚式以降、結婚指輪を指にはめていない。 王室担当記者のエロイーズ・パーカーは、2018年10月14日発売の雑誌「マリ・クレール」のコラムでこのように語っている:「ロイヤルファミリーの女性は結婚後、婚約指輪と結婚指輪の両方を身につけるのが伝統ですが、男性が同じようにする習慣はこれまでありませんでした。だからこそ、フィリップ殿下やウィリアム皇太子は指輪をつけていないのです。 何百万人もの人が見ている結婚式では、誰もがふたりが結婚していることを知っています」と彼女は述べた。一方、ハリー王子は結婚指輪としてプラチナリングを選ぶことで伝統を破った。しかし、ロイヤルファミリーは1923年のエリザベス女王の結婚以来、結婚指輪には純粋なウェルシュゴールドを使用している。
text: Juliette Gurunlian (madame.lefigaro.fr)