水沢850メートルは“11戦無敗”に…快速牝馬ダイセンメイトが重賞初制覇/早池峰SS
<早池峰スーパースプリント>◇9日=水沢◇M2◇ダート850メートル◇3歳上◇出走10頭 地元水沢の快速牝馬ダイセンメイト(牝5、菅原勲)が単勝1・8倍の断然人気に応えた。勝ちタイムは50秒8。3番枠から積極的にハナを奪い、直線は後続を突き放す快勝。2着の2番人気ビクトリールーラーに2馬身半差をつけた。 父はコパノリチャード、母はキタサンロングラン、祖母が01年のファンタジーSを制したキタサンヒボタンという血統。この勝利で「水沢850メートル」戦では無傷の11連勝となった(通算成績は54戦16勝)。 岩本怜騎手は「ひと息入れてコーナーを回ることができたから、これなら直線で伸びるなと思いました。勝利を確信したのはビジョンを見て、後ろとの差を確認できたから。ファンのみなさんへガッツポーズもできました。これからもダイセンメイトとともに成長できるよう頑張りたいと思います」と力強く話した。 管理する菅原勲師は「前回は1000メートルで4着に負けましたが、850メートルは負け知らず。この距離になると本当に強い」とうなずき、「(金沢、名古屋から)転入時は最下級条件のスタートでしたが、重賞を取るまでに強くなってくれて驚いています。早池峰スーパースプリントが最大目標で今後は考えていません。まずは勝ったことを褒めたいと思います」と感慨深げに話した。