ガザ地区最南端ラファ検問所 イスラエル軍機甲部隊が制圧
テルアビブ、イスラエル、5月8日 (AP) ― イスラエル国防軍は5月7日、エジプトとの国境にあるラファ検問所の、パレスチナ自治区ガザ側に進出したイスラエル軍部隊の映像を公開した。 国防軍によると、イスラエル軍第401機甲旅団は7日早朝、ラファ検問所を掌握した。 ラファ検問所は、イスラム武装組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区のガザ地区に入る援助物資の補給路であり、エジプトに避難可能なパレスチナ人の唯一の出口でもある。 長さ約50キロ、幅5~8キロのガザ地区への出入りはすべて、開戦以降イスラエル軍の管理下にある。 イスラエル軍は、「同検問所の施設がテロリストの目的に使用されている」という情報を得たと述べたが、その主張を裏付ける証拠は示さなかった。 イスラエルは、ハマスに捉えられている人質の解放と、テロ組織壊滅のためラファに本格的に侵攻する構えでいる。 米国はこの動きに強く反対しており、同地に避難している約140万人のパレスチナ人にとって悲惨なことになると、援助団体は警告している。 (日本語翻訳・編集 アフロ)