口の老化で見た目年齢が変わるかも!? 自分の口の状態をチェック!
Check 2|歯周病は内臓脂肪をため込みやすい!
「口の中で歯周病菌が生じると炎症物質が全身に回り、血糖値を一定に保ってくれるインスリンの働きを阻害します。それが原因で血糖値が上昇して肝臓に中性脂肪がたまり、太りやすい体質に。さらに進行して脂肪肝を放置すると、やせないどころか糖尿病を発症するリスクまで高まる負のスパイラルに」(栗原先生)
Check 3|「4つの口の力」を意識したオーラルケアが必要だった!
「食べ物の入り口である口は命に直結しています。そのために歯の本数を保つことも重要ですが、噛み切る力、充分な唾液量、食べ物をまとめて飲み込む舌やのどの筋肉といった口全体の機能、つまり“4つの口の力”を鍛えることが健康を支える土台となるのです」(照山先生) 数値化しづらい「噛む力」をグミでチェックしよう! お好みのグミを一粒口に入れて、何回噛んで飲み込むか数えてください。30回より少ない回数で飲み込んでいれば、「あまり噛むことができていない」という目安になります。
Check 4|口の老化で見た目年齢が変わる!? 自分の口の状態をチェックしてみよう
Check List ・口臭が気になる ・口の中が乾いてカラカラになることが多い ・飲み物がないと食べにくい ・歯を磨くと出血する ・歯ぐきに痛みがある ・食事の時にむせやすい ・食べこぼしが多くなった ・滑舌が悪くなった ・いびきをかくようになった ・表情が乏しくなったと言われる ※照山裕子先生監修 チェックが0個 正しいケアが身についていて、年齢に関係なく若々しい口腔環境です。定期的に歯科医院にも通って、この調子で健康的なお口をキープしましょう。 チェックが1~5個 口の中の老化は始まっています。そのままにしておくと不具合が出ることに。油断するとすぐに進行するので、歯科検診で口腔内をチェックしつつ、セルフケアも見直してみて。 チェックが6個以上 あなたの口の中は実年齢プラス5歳以上!口周りの衰えが始まり、見た目も老けた印象になっている可能性が…。大事な歯を失わないため、まずはプロからの指導を受けて。 ■お話を伺ったのは....歯科医・歯学博士・照山裕子先生 東京科学大学非常勤講師(顎顔面補綴外来)。日本大学歯学部卒業、同大学院歯学研究科にて博士号取得。『“食べる力”を落とさない!新しい歯のトリセツ』(日経BP)ほか著書多数。メディアでの解説も定評あり。 ■お話を伺ったのは....「栗原クリニック東京・日本橋」院長・栗原 毅先生 医学博士。日本肝臓学会専門医。前慶應義塾大学大学院教授。消化器内科、肝臓病や脂肪肝などの生活習慣病の予防と治療に注力。『内臓脂肪がみるみる落ちる すごい歯磨き習慣』(飛鳥新社)ほか著書多数。