センバツ2023 活躍、力強く後押し 伊吹高書道部 プラカード揮毫 /滋賀
3月18日に開幕する第95回記念選抜高校野球大会に出場する、彦根総合、龍谷大平安(京都)、履正社(大阪)の3校と前年準優勝の近江が開会式で使用するプラカードの文字を県立伊吹高校書道部員が揮毫(きごう)した。 同校書道部は「書の甲子園」として知られる「国際高校生選抜書展」の近畿地区で2021、22年と優勝した「書の強豪」で、センバツ出場校のプラカードの文字を揮毫するのは2年連続6回目。 普段は創作書道を中心に活動しているが、楷書体での揮毫のため事前に練習を積んで臨んだ。担当した4人の部員は「この文字で少しでも選手の力になれれば」と集中力を高めて筆を運んだ。 彦根総合を担当した3年の仲谷莉世(りせ)さん(18)は「県代表として頑張ってほしい。その思いを込めて、太く力強く書いた。初出場でまず1勝、そして優勝を目指して」とエールを送った。 近江を担当した2年の山本晴菜さん(16)は「余白を生かしてバランスよく見えるように書いた。1年生の時からプラカードを書いてみたかったので、いい経験になった」と喜んでいた。【長谷川隆広】