大阪・新阪急ビル解体進む・阪神百貨店も工事着々と
解体が進む梅田の新阪急ビル。阪神百貨店東側も足場などが組まれてきた THE PAGE大阪
インターネットのSNSで大阪市北区の情報を探してみると「今だけ空が広い」「だいぶ低くなったよ」といった書き込みが見られた。同区梅田で解体工事が進んでいる新阪急ビルのことを書いているようだ。今年1月27日にその様子を動画などで紹介したが、13日に様子をみてみると、高さがなくなり、かなり解体が進んでいた。隣接する阪神百貨店にもクレーンが設置されるなど、着々と工事が進んでいるようだ。
着々と進む「梅田1丁目1番地計画」
新阪急ビルの解体工事は昨年10月開始。今年1月ごろからツイッターなどのSNSで「重機が入ってる」「もうすぐ壊されていくのかな」と「解体」に関してのつぶやきが増えていった。 同ビルでは屋上のビアガーデン「野宴」が長年人気を博し、大型の書店やオフィスあったため利用者が多かった。 現在は「梅田1丁目1番地計画 新阪急ビル地上等解体工事」という看板が掲げられ、その解体が目に見える形で進められ、もうかつての面影はほぼなくなってきた。
阪神百貨店東側にも大きなクレーンが設置
同ビルと一体的に建て替えられる市道をはさんで隣接する阪神百貨店梅田本店が入る「大阪神ビルディング」も、2月から東側部分の解体工事が始まっている。いまは屋根に大きなクレーンが設置され、屋上の芝生広場のところはいろんな工事用具が置かれているようだ。 壁に掲げられた「HANSHIN」の看板周りもシートなど足場で覆われはじめ、後には看板も見えなくなるだろうか。同店は西側で売り場の面積を4割縮小する形で営業を続けており、2022年春ごろの全体竣工(しゅんこう)を目指すという。 ここ数年、大阪駅周辺は大きな変ぼうを遂げたが、この阪神百貨店周辺がどのように変わっていくのかも注目だ。