脚ケアが明日への活力に。多様なニーズを捉えて商品を展開する「メディキュット」
脚がすっきりしない感覚に悩まされた経験がある方も多いだろう。翌朝になっても悩みが続くと、外出するのが億劫になることもあるものだ。 そのような悩みを和らげられるようにと開発されたのが、「レキットベンキーザー・ジャパン株式会社」が展開している『メディキュット』だ。メディキュットといえばレディース商品をイメージする方も多いかもしれないが、実は2023年からメンズ商品も販売を開始。性別や年齢を問わず、“脚の悩み”に対して多様なニーズに応える商品を展開している。 今回は、レキットベンキーザー・ジャパン株式会社の平川さんと鈴木さんにインタビューを実施。メディキュットが誕生した背景のほか、商品作りへのこだわりや思いについて話を伺った。
『寝ながらメディキュット』の誕生をきっかけにブランドが成長
レキットベンキーザー・ジャパン株式会社は、2000年7月に日本法人を設立。ブランドの買収・売却を経て、脱毛製品『Veet(ヴィート)』、食洗機用洗剤『finish(フィニッシュ)』、手洗い石鹸『ミューズ』など、自社で複数のブランドを展開している。レッグケアブランド『メディキュット』も、その中のひとつだ。 平川: 「弊社のブランドはほとんどがグローバルブランドとして展開されているのですが、メディキュットは唯一、商品の開発から販売までを日本がリードしているブランドです。 元々は、フット(くるぶしから下)を対象とした商品を扱っている『Dr.Scholl(ドクター・ショール)』というブランドの中で展開していた商品でしたが、2023年にDr.Schollを売却したのをきっかけに、『メディキュット』として独立したブランドになりました」 Dr.Schollが初めて着圧靴下を発売したのは1930年。その後、1997年に段階圧力ソックス『メディキュット』が発売された。 「医療現場では、そこで使用されているストッキングがあります。メディキュットはそこからインスピレーションを得て開発されました。 『寝ながらメディキュット』が発売されたのは2008年です。これまで日中に使用する商品はいくつかありましたが、夜間に使用できる商品が市場になかったため、就寝時に使用できる商品の開発・販売に至りました。 ブランドが大きく成長し始めたのは、この寝ながらメディキュットが発売された頃からだと聞いています。」