阪神・岡田監督が佐藤輝の打撃に苦言「自分の打ち損ないに悔しがっているようではあかん」【一問一答】
阪神・岡田彰布監督(66)が25日、甲子園球場で全体練習を見守った。佐藤輝の打撃について「自分の打ち損ないに悔しがっているようではあかん」と苦言を呈した。岡田監督の一問一答は以下の通り。 【連続写真】巨人痛恨 完封負けで阪神と1・5差 転倒した瞬間の浅野の表情 グラブの横で弾むボール ◇ ◇ -改めて選手に訓示などは。 「言うてないよ」 -選手も分かってる。 「もうずっと積み重ねやからな。そんなんいちいち言えへんよ。プロやねんから、分かるやろ。それができへんかったら負けるいうことよ。点が入らんいうことよ」 -佐藤輝は打ちたい打ちたいになっているか。 「打たれへんて言うてるの、何割打ってるの。向こうも抑えようとしてるんやから。教育やなあ、バッティング技術じゃないよ、野球観ていうかな、野球知ってる知らんとかな。勝つためのバッティングとかな、点入るためのバッティングとか、打席で自分が考えてやるしかないからのお」 -日本シリーズも経験して、そういう打撃も知っているはずだが。 「打たれへんやんか。日本シリーズ、ホームランでも打ったか?取り上げてんのは、盗塁だけやんか」 (自ら続けて) 「一瞬でがらっと変わるわけやから。チャンスの後にな、ピンチはあるとか、そういう言葉もどっから出たんか知らんけど、そういうことやで。野球いうものは」 -状況に応じたバッティングを。 「自分1人やねんもん、バッターボックス。自分がやらなしゃあないんやから。どういう姿勢を見せるかやけどな」 (自ら続けて) 「DeNAの牧なんかノーアウト二塁なったら自分でセカンドゴロ打ちにいっとるよ。何回も見たよ。ベンチでみんなから握手求められてる。あれサインじゃないと思うよ」 -安打よりも二ゴロの方が価値がある場合も。 「自分の打ち損ないに悔しがっているようではあかんいうことやんか。昔やったら大変やろ。『ベンチ帰ってくんな』言われるよな。『向こうのベンチいけ』って。こんな大事な時期にあんなバッティングしとったら」 -次の試合から意識して変えられる。 「本人や言うてるやんか。積み重ねやで。初回、近本の二塁打で今年中野のレフトフライ何本あった?勘定してみ。あれ全部進塁打のサインよ。だからバントさせてん。いつもいつも自分のスイングがでけへんわけやから。相手は崩しにきてるわけやから。崩れた時に状況判断に応じた打球方向とかバッティングができるかどうか」