リベリアの怪人の息子ティモシー・ウェアの得点力アップは、父のアドバイスのおかげ!? 90分間における平均得点の数値がヴラホビッチを上回る
父のアドバイスの内容を明かす
ユヴェントスに所属するティモシー・ウェアが、セリエA第12節トリノ戦でゴールをマークし、チームの勝利に貢献した。 [動画]ウェアの得点力に注目! 先制点でトリノを撃破 ティモシーは、かつてリベリアの怪人と呼ばれ、ACミランで活躍したジョージ・ウェア氏の息子。23-24シーズンからこのクラブに所属しているが、今季は昨シーズンと比べ、先発出場の機会が増し、第9節のインテル戦以降は4試合連続でスターティングメンバーに選ばれている。 そして彼は出場時間が短いにも関わらず、この試合の得点でリーグ戦4得点目を記録。90分間の平均得点の数値を見ると、彼は「0.804」で、ドゥシャン・ブラホビッチは「0.552」とチームのエースを上回り、好調を維持できていることが窺える。 試合後のインタビューでも彼は自ら得点に対する意欲があることを明言。その件について「ワイドなポジションでスタートしているが、それでも攻撃的だ。今は攻撃的な役割を担っている。僕はフォワードだ。今夜は自分にとってもチームにとっても嬉しい」と語った。 それから、次節ミラン戦ついてレポーターから質問されると「この試合は私にとってだけでなく、家族の歴史にとっても重要な試合だ。これからもこの調子で続けていきたいと思う。みんなで一緒にプレイすれば、私たちは強くなれる」と、父の古巣に対する特別な感情が胸の内にあることを明かした。 またこのインタビューでは、その父ジョージ氏との関係についても聞かれ、「父はいつも私にアドバイスをくれる」と回答。続けて「他の父親と同じように、父は引退したサッカー選手というだけでなく、支えてくれる父親でもいてくれる。父は私に、チームの状況に応じて、どんなポジションでもプレイできるように、どんなことにも備えておけと言い、私は今それを実践している」と語っている。 ジョージ氏はサッカー界のスターで、リベリアの大統領にまでなった偉大な人物だが、息子思いの父親としての側面を窺わせ、何とも親しみを持てる話である。ぜひ息子のティモシーにも、セリエAやサッカー界に衝撃を与える活躍を見せてもらいたいところだ。次戦のミラン戦での彼のプレイに期待したい。
構成/ザ・ワールド編集部