「腐らずに頑張りたい」 山縣亮太 手術からの復帰2戦目200mは予選敗退
◇第10回木南道孝記念陸上競技大会(7日、大阪・ヤンマースタジアム長居) 冷たい雨が降りしきる中、行われた男子200m予選。 【画像】約1年7か月ぶりの復帰戦に臨んだ山縣亮太選手 2組目には、山縣亮太選手が出場。東京五輪後の2021年10月に右膝を手術し、長らくレースからは遠ざかっていました。 1週間前の4月29日に地元・広島で100mで復帰レースに出場していた山縣選手。復帰後2戦目となったこの日は、200mに出場。 その理由を「スパイクも変えたし、走りも変えなきゃいけないというところで、100mよりも丁寧に走れる200mを選択した」と話しました。 山縣選手は大外の8レーン。スタートで勢いよく飛び出し、200mを主戦場とする選手たちに果敢に挑むも、後半引き離され、21秒55の6着。決勝進出とはなりませんでした。 フィニッシュ後には、激しい息切れも。レース後、開口一番には、「200mは、長くてしんどかったです」とコメント。練習では走れているものの、ラスト50mは足が動かなかったといい、「200mをやっている選手、尊敬します」と語りました。 以前、200mに出場することは、メンタル面の強化にもつながる、と話していた山縣選手。「距離に対する苦手意識とかそういうものを払拭したいということと、今の自分の現在地を全部受け入れて、次に進んでいくために、とにかく試合に出る。このまま腐らずに頑張りたい」と前を向きました。