タンス預金として「100万円」が手元にありますが、銀行の金利が「20倍」になったと聞いたので、銀行に預けようと思います。全額を“普通預金”に入れるのはやめるべきでしょうか?
資産の目減りを防ぐためには資産の一部を投資に振り向ける検討を
せっかくためたタンス預金を預けるなら、可能な範囲で積立投資にもお金を回すことをおすすめします。投資信託の「インデックスファンド」では、ベンチマークにしている指数に含まれる株式に分散投資することが可能です。 会社は物価上昇の際は価格を上昇させて利益を増やすことができ、物価上昇と連動して株価も上昇する傾向にあります。株式に投資する投資信託なら物価上昇によるインフレ対策としても有効です。 例えば、世界中の株式に分散投資できる「三菱UFJ-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」という商品では、過去5年のトータルリターンが年率18.74%(2024年9月30日時点)になっています。 新NISAやiDeCoといった非課税の仕組みを活用し、これらの投資信託に投資することができれば、インフレを超えるペースで資産形成を進めることもじゅうぶんに可能でしょう。
まとめ
普通預金金利が20倍になったからといって、物価の上昇を超えるほどの利子を得ることはできないのが現状です。安全資産として資産の一部を銀行に入れることはもちろん大切ですが、資産形成が目的であれば物価上昇やインフレに強い投資信託や株式への投資を検討しましょう。 出典 日本銀行 金融政策の枠組みの見直しについて 三井住友銀行 円預金金利 総務省 2020年基準消費者物価指数 全国 2024年(令和6年)8月分 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部