“約35m”の超ロングシュートが炸裂!決勝点を挙げた“ヒロインGK”中田凪咲が、どうしても伝えたいこと「2人で勝ち取った最少失点優勝」|フットサル
【女子Fリーグ】フウガドールすみだレディース 4-5 SWHレディース西宮(12月15日/セーレン・ドリームアリーナ) 【画像】女子Fリーグ 2024-2025の年間MVP&ベスト5 12月15日、セーレン・ドリームアリーナにて日本女子フットサルリーグ2024-2025(女子Fリーグ)の第16節が行われ、フウガドールすみだレディースとSWHレディース西宮が対戦。5-4で西宮が勝利し、クラブ史上初のリーグ優勝を成し遂げた。 西宮にとって、悲願のリーグタイトル獲得まであと一歩に迫った最終節。 2点リードから逆転され4失点目を喫した直後、先発GKの見矢明日香に代わってゴールマウスの前に立ったのが、女子Fリーグ2年目を戦う中田凪咲だ。 今シーズンは16試合中13試合で先発し、堅守のチームをけん引してきた。 それでも、ここまでリーグ最少失点で首位を維持できたのは、特徴が異なる先輩GKと役割を分担しながら共走してこれたから。 「自分だけの力じゃない」 それを証明するべく、中田は強い思いをもってバトンを引き継ぎ、追加失点を許さず。 そして4-4で迎えた第2ピリオドの26分、エリア内から約35m先のゴールを目掛けてボールを蹴り込み、試合を決定づける勝ち越しゴールを奪って見せた。 大一番の一戦で“西宮のヒロイン”となった中田が、「最少失点での優勝」を成し遂げた喜びを語った。
ロングキックをどこかで出せたらなと思っていた
──優勝おめでとうございます。まず、試合を振り返っていかがですか。 先制して逆転されてから「準備をしておいて」と監督に声をかけられて、途中から出場することになりました。リーグ最終戦で優勝もかかっている試合は初めての経験でしたが、「とにかく自分ができることを精一杯やろう」という思いでピッチに入りました。 みんなが点を積み重ねてくれたので、まずはしっかり守りつつ、自分のロングキックをどこかで出せたらなと思っていました。狙い通り、Fリーグ初ゴールを決めることができて本当にうれしかったです。 ──周りも驚くスーパーゴールでの決勝点でした。決まったは瞬間どうでしたか。 あんまり入ったかどうか見えていなかったんですけど……(笑)。みんなが喜んで駆け寄ってくれたので、そこでしっかり実感しました。 ──ロングキックはもともと得意なんでしょうか? サッカーを高校生までプレーしていたので、キックの飛距離と強さは特徴かなと思っています。 ──先発した見矢明日香選手とは、交代時か試合後にコミュニケーションを取りましたか? まず、交代する時に「ごめん、頼んだ」と。試合後には「ありがとう、救われた」と声をかけてもらいました。ですが、ここまでずっと練習中から明日香さんと切磋琢磨してきましたし、リーグ戦でも試合中に交代をすることも多く、一緒に勝利をつかんできました。この試合も私だけの成果ではなく、2人で勝ち取った結果と最少失点優勝です。