ゴールドマンの株価が最高値更新、2021年11月以来
(ブルームバーグ): 大手投資銀行の米ゴールドマン・サックス・グループの株価は23日、2年余り前に付けた終値ベースの最高値を上回って終了した。
ゴールドマンが先週発表した1-3月(第1四半期)利益は市場予想を大きく上回り、「完璧に近い数字」と評価したアナリストもいた。ディールメーキング復活への期待感も今年、株価を後押ししており、2021年11月に付けた最高値を上回った。
23日の終値は前日比1.6%高の423.91ドル。ゴールドマンは155年の歴史を持ち25年前に株式公開した。
ゴールドマンは昨年、ディールメーキングの低調や消費者向け事業の縮小を批判を浴びたが、事業をよりシンプルにする方向に転換を進めている。
HSBCのアナリスト、ソウル・マルティネスはインタビューで、ゴールドマンの得意分野に戻るという「メッセージを市場は受け入れ、好意的に受け止めている」と指摘。投資銀行業務の状況改善見通しを重ね合わせると、「収益力と収益性が大幅に上向く可能性がある」と予想した。
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原題:Goldman Sachs Shares Rise to Notch First Record High Since 2021(抜粋)
--取材協力:Felice Maranz.
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Bre Bradham