青木真也が急きょの対戦相手変更も1Rで一本勝ち。「友達だったチャトリに“お願いします”と言われたらやるしかねえだろう」【ONE】
元ONE世界ライト級王者の青木真也(日本)がONE Championship「ONE 165: Superlek vs.Takeru」(1月28日、東京・有明アリーナ/ABEMA PPVにて国内独占生中継)で1年2カ月ぶりのMMAマッチに臨み約2年10カ月ぶりの勝利を収めた。 青木は当初、セージ・ノースカット(米国/Evolve MMA/Team Alpha Male)と対戦の予定だったのだが、大会中に対戦相手がジョン・リネカー(ブラジル/American Top Team)に変更となるアクシデントに見舞われた。 リネカーはUFCを経て2019年10月からONEに参戦。2022年5月にビビアーノ・フェルナンデスに挑戦し、KO勝ちを収めONE世界バンタム級王座を獲得。10月のファブリシオ・アンドラージとの防衛戦では計量に失敗して王座はく奪され、2023年2月にはその空位となった王座をかけてアンドラージと対戦もTKO負けを喫した。その後、キム・ジェウォン、ステファン・ロマンに連勝し、ここまで8戦6勝(4KO)1敗1無効試合の戦績を残している。階級は下ではあるが打撃での一発がある油断のできないファイターだった。
1R、圧をかけた青木がタックル。そしてすぐにテイクダウン。上を取ってダースチョーク。リネカーが逃げるとマウントを取ってヒジを落とす。リネカーはハーフに戻すが青木はすぐにマウント。そしてバックマウントを取り切るとパウンドを連打。リネカーが立ち上がろうとするところにバックからネッククランク。立ち上がったリネカーがすぐにタップ。青木が一本勝ちを収めた。 試合後のマイクで青木は「なんでやったかって? 俺はチャトリに12年世話になって。友達だったチャトリと社長と従業員の関係になって、クソ嫌いになったけど、そいつに、チャトリに“お願いします”と言われたらやるしかねえだろう」と急きょのカード変更を受け入れた理由を明かした。 そして「20年やってきました。万感の思いです。一言、ありがとう。それだけです」とファンにメッセージ。