クリッパーズ指揮官、ジョージの退団を受けた現地の反応に対し「間違いを証明する」
ロサンゼルス・クリッパーズはこのオフシーズン、ポール・ジョージ(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)とラッセル・ウェストブルック(デンバー・ナゲッツ)という2人のオールスター選手をトレードで失った。 ジェームズ・ハーデンは残留を決め、新たにニコラ・バトゥームやクリス・ダンといった中堅選手が加入したものの、ジョージを失ったことによる穴は大きい。 一方でクリッパーズのヘッドコーチを務めるタロン・ルーは、新たなメンバーで迎える来シーズンに自信があるようだ。現地メディア『ESPN』のインタビュー記事の中でこの件について問われると、強気なコメントを残している。 「ポール・ジョージのような才能ある選手を失うと、すぐに人々は“彼らはもう勝てない”とか“(優勝を)競える状態じゃない”とか言うよね。こういった言葉が、僕のチャレンジ精神に火をつけるんだ。OK、みんなは僕たちのことを見くびっているぞ、良いチームにならないと思っているぞ、と考えるほど、モチベーションがあがるんだ」 ルーは「みんなの考えが間違っていたと証明することが、待ちきれないよ」と続けた。パリオリンピックでは男子アメリカ代表のアシスタントコーチを務めたルーだが、同じくチームUSAに選出されながらもケガの影響で離脱したカワイ・レナードの健康状態についても好調であると語った。さらに、昨シーズン開幕直後に加入したハーデンが再契約となり、トレーニングキャンプからチームに帯同していることが良い影響を及ぼしているという。 「(ハーデンの存在は)チームに大きな違いをもたらしているよ。昨シーズンは試合を続けながら彼の最善の起用法を見出していかなければならず、そこが難しかった。でも彼は、僕たちがピックアンドロールやスコアリングを通して、お互いのためにプレーできるチームであるということを、自身のプレーを通して示してくれた。みんながプレーしやすいように動いてくれるんだ」 クリッパーズは来シーズンからカリフォルニア州イングルウッドに新設されたイントゥイット・ドームを新たな本拠地として構える。本拠地とロスターを新たに、来シーズンに向けて万全の準備を進めている。
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