【MLB】レッドソックスがサンドバルと2年1825万ドルで合意 トミー・ジョン手術から復帰を目指す左腕
日本時間12月21日、レッドソックスがエンゼルスからFAとなっていた左腕パトリック・サンドバルと2年1825万ドルの契約を結ぶことで合意したことが明らかになった。米公式サイト「MLB.com」が関係者から得た情報として伝えている。サンドバルは今年6月のドジャース戦で負傷し、トミー・ジョン手術を受けることに。来季は前半戦を欠場して後半戦からの戦列復帰が見込まれており、今回の2年契約は2026年シーズンの本格稼働を見据えたものと言えそうだ。 2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 現在28歳のサンドバルは2019年にエンゼルスでメジャーデビュー。最初の2年間はなかなか白星に恵まれなかったが、2022年に148回2/3を投げて防御率2.91という好成績をマークするなど、2021~23年の3シーズンはエースの大谷翔平とともにエンゼルスの先発ローテーションを牽引する存在となった。メジャー6年目の今季は16試合に登板して79回2/3を投げ、2勝8敗、防御率5.08、81奪三振という成績。日本時間6月22日のドジャース戦で大谷を相手に投球した際に負傷し、結局トミー・ジョン手術を受けることになってしまった。 FAになるまでの保有期間はまだ残っていたが、来季の前半戦の稼働が見込めないこともあり、エンゼルスはノンテンダーFAにすることを選択。そこをレッドソックスが2年契約で獲得した形となる。地元紙「ボストン・グローブ」のアレックス・スパイアー記者によると、サンドバルの年俸は2025年が550万ドル、2026年が1275万ドルとなっているようだ。 レッドソックスは引き続き先発投手の補強を目指しているが、現時点ではホワイトソックスからトレードで獲得したギャレット・クローシェを軸に、タナー・ハウク、ブライアン・ベヨ、カッター・クロフォード、そして故障から復帰するルーカス・ジオリトという先発5枚が予定されている。先発もできるギャレット・ウィットロックがブルペンに控え、後半戦にはサンドバルも復帰予定だ。投手出身のクレイグ・ブレスローCBO(チーフ・ベースボール・オフィサー)による投手陣再建計画は着実に進行している。