人気ゲーム「サマポケ」舞台の男木島でイベント 最新技術でキャラ撮影、限定コンテンツも 香川
KSB瀬戸内海放送
NTT西日本などが人気ゲームの舞台となった高松市の男木島で最新技術を使ったイベントを行っています。 【写真】ベンチに座るサマポケキャラと撮影も!
高松港からフェリーで40分の男木島。人気の恋愛アドベンチャーゲーム「Summer Pockets(サマーポケッツ・通称サマポケ)」シリーズの「Summer Pockets REFLECTION BLUE」の舞台としてファンの間で話題になっています。 (東京から) 「10回以上は来てると思います」 (東京から来た中国からの留学生) 「アニメが好きなので日本まで留学に来まして、毎年男木島まで来ています」 そうした中、男木島ではゲームファンを呼び込もうと、最新技術を使ったイベントが行われています。 (松木梨菜リポート) 「こちらのベンチには誰も座っていないんですが、専用のスマホを通してみるとキャラクターが座っているように見えるんです。動いています」 位置情報をもとにスマートフォンの映像と仮想空間を合成する、VPS(ビジュアル ポジショニング システム)という最新技術が使われています。この技術を無料で体験できるのは8月30日と31日です。(※要申し込み) この他にも島の観光スポット5カ所にQRコードが設置されていて、スマートフォンで読み取ると、ここでしか手に入らない画像を無料でもらうことができます。 このほか限定の有料コンテンツも用意されています。この画像は「NFT」と呼ばれる、偽造できない所有証明書付きのデジタルデータとなっています。 主催するNTT西日本や観光協会は、7月25日から8月31日までのイベント期間中、1000人の参加を見込んでいます。 こうしたイベントを企画した狙いとは――。 (松木梨菜リポート) 「男木島は高齢化も進んでいて、人口減少も課題になっています」 男木島の人口は約50年前には700人でしたが、現在は140人に減り、過疎化が進んでいます。 (NTT西日本香川支店 ビジネス営業部/橋田侑汰さん) 「男木島の魅力をより広く多くの人に知ってもらって男木島のファンになっていただいて、男木島のために何かしたいなと思ってもらえるような人を増やすきっかけになれれば」 NTT西日本などはイベントの収益の一部を島の観光資源の整備やボランティアを増やすことなどに充ててもらうことで、地域活性化の取り組みに発展させようとしています。 (NTT西日本香川支店 ビジネス営業部/橋田侑汰さん) 「公的補助に頼らずに自走していくようなモデルづくりになっていますので、地域の魅力と最新テクノロジーを掛け合わせた新しい価値やサービスを生み出していきたいと思います」
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