志望大学には偏差値20足りず、塾にも行けない…教育系YouTuber・葉一が見せた「逆転劇」
「合格発表を見に行ったら、アメフト部の人たちがいて、人生で初めての胴上げをしてもらいました。合格できたのは本当にうれしかったし、ホッとしましたね。
受験勉強は苦しかったけど、自分の成長を確認することを大切にしていました。その日に勉強して新しく覚えたことや、できるようになったことは必ずある。それを寝る前に確認して、自己肯定感を高めていました。中高生の皆さんも、受験が近づくと不安になると思いますが、『自分はこれだけやってきたんだ』と思えると強くなれる。毎日頑張っている自分自身を認めて、ほめてあげてほしいと思います」
大学卒業後は学校の教壇に立つのではなく、YouTubeという舞台で幅広い年代の“生徒”を教える道を選び、今も続けている。
「家庭の経済状況に関係なく、無料で多くの子どもたちに授業を届けることができる。色々考える中で『私にはこの道だ』と思いました。配信を始めた2012年から10年以上たち、たくさんの人が授業を見てくれて、教育格差の解消に少しは役に立てているのかなと感じています。
中高生の皆さんには、私自身が楽しく生きている姿を見せたいと思っています。人生は苦しいこともあるけど、踏ん張って前に進み続ける限り、いいこともたくさんある。私の姿を見て『大人になるのも楽しそうだな』と思ってもらえるように、これからも挑戦を続けていきたいです」
プロフィル
はいち 1985年生まれ。2012年からYouTubeで授業動画の配信をスタート。YouTubeチャンネル(「とある男が授業をしてみた」)の登録者数は200万人超。