「相撲スクワット」が人気!?効果的な下半身筋トレを解説
スクワット運動の注意点
ただし、スクワット運動には注意点があるとのこと。 吉田「まず一番大事なところ、膝が内側に入らないようにしてください。内側に入ると膝の靭帯とか半月板にストレスがかかり、膝関節を痛めるので、膝はやや外側を向くようにしていただきたい。 あと背中を丸めてする人もいますが、これは腰の関節に負担をかけるので腰痛の原因になります。背中まっすぐにして、お尻をほんの少し後ろに突き出すようなイメージがいいです」 さらに呼吸を止めると血圧が上がることにも注意したいと吉田先生。 吉田「ベストはしゃがむ時に息を吸って、せりあがるときに息を吐く。これが最も血圧が上がりにくい方法です。一般的な健康づくりにはダンベルなど持たず、自分の体重だけで十分です」 運動する時間は分散させる方がいいものの、吉田先生によれば「ベストは寝る3時間前」だとか。よく寝る効果が最大になるそうです。ただし、要注意の時間帯もあるとのこと。 吉田「起きてすぐだけは絶対だめです。寝ている間に関節が固まっていて、いきなりスクワット運動をしたら、関節が痛みます」
相撲スクワット
最後におすすめのスクワット運動を挙げた吉田先生。 吉田「相撲からヒントを得た『相撲スクワットという方法』です。これはアメリカで人気があります。 やり方は相撲のしこを踏む時のように歩幅をかなり広げ、つま先も外にハの字に広げます。この状態でスクワットをしますが、完全に腰を落とすときつすぎるので、お尻が膝の高さくらいになるところまでにとどめておくのがおすすめです。 これは下半身の筋肉をより効果的に鍛えられ、股関節が柔らかくなるので可動域が広がり、転倒しにくくなります。若い女性はヒップアップにも効果があります」 (みず)