橋本大輝、パリ五輪での団体王座奪還へ自信「この5人がいたら負けない」右手中指負傷中も「もう焦っても変わらない」
体操男子で、パリ五輪代表の橋本大輝(セントラルスポーツ)が2日、都内で取材に応じ、負傷中の右手中指について「回復も順調。まだ固定している状況ではあるが、できることをやっていきたい。あまり焦らずにしっかり治療に専念したい」と現状を説明した。 五輪に向けた第1回強化合宿は2日から8日まで。器具を使った練習は「この合宿後半からできたらいい」と話し、今は体力トレーニングを中心に調整を進めている。 パリ五輪では団体金、そして個人総合、種目別・鉄棒では連覇が懸かる中、残り2か月の段階で十分な練習は積めていない状況だが「もう焦っても何も変わらない。焦ることが自分にとって一番邪魔かなと思う。パリで結果を出すには、今は治すことが一番優先。『早く治す』っていう気持ちをうまくコントロールして、今あんまり器具に触ったりしちゃいけないので、それを抑えながら治療していきたい」と話した。 5月のNHK杯で、五輪代表全員が出そろった。橋本とともに21年東京五輪団体銀メダルを経験している萱和磨、谷川航(ともにセントラルスポーツ)、そして美しさが武器の岡慎之助、あん馬と鉄棒で強さを誇る杉野正尭(ともに徳洲会)の5人で、2016年リオ五輪以来の団体王座奪還を目指す。「この5人がいたら負けないだろうって本当に思う。自分が本当に取りたいメダルは金メダル。しっかり目の前のことをやっていきたい」と意気込んだ。
報知新聞社