「今年も強い」仙台育英に迫る、強豪私立に公立校! 群雄割拠の予感漂う’24年宮城県の高校野球
21世紀枠候補の仙台一など公立校にも注目
近年目立ってきた公立校の躍進も続いている。仙台一は昨秋東北大会に出場し、初戦敗退を喫したものの、強豪の八戸学院光星(青森)相手に善戦。来春センバツの21世紀枠最終候補に選出された。パンチ力を秘めるリードオフマンの藤原 啓内野手(2年)、新主将で秋は「4番・捕手」を務めた小川 郁夢捕手(2年)ら、経験豊富な最上級生が多い打線で、投手層も厚い。 古豪の仙台商も楽しみなメンバーがそろう。昨秋の県大会でともに7割超の打率を残した郷家 璃久内野手(2年)、熊坂 勇星外野手(2年)ら、1年次からスタメンに座る野手が中軸を担う。投手陣もすでに公式戦で経験を積んでいる大友 光晴投手(2年)、作田 光哉投手(2年)がいて、総合力の高いチームだ。 他にも仙台三、柴田などの実力校がひしめく。私立、公立を問わない激戦が今年も繰り広げられることとなるだろう。 (取材・文=川浪康太郎)