<春へ一丸・’23センバツ慶応>選手紹介/3 清原勝児三塁手(1年)/八木陽遊撃手(2年) /神奈川
◇長打、機動力 併せ持つ 清原勝児(かつじ)三塁手(1年) 昨秋の公式戦では、県大会3回戦で満塁ホームラン、関東地区大会初戦でツーランを放つなどチーム2位の打点14を記録した。長打力だけでなく、犠打などの小技やホームスチールなど機動力もあり、50メートルは6秒5で走る俊足だ。 この冬は、関東大会準決勝で無安打に終わった悔しさをバネに、スイングスピードを上げるため体全体を使って強く振る打撃練習に力を入れた。 元プロ野球選手の和博さんの次男として注目も浴びるが、「打ったらヒーローになれるとプラスに捉えている」と意に介さない。「チームを勝たせるプレーヤーになり、将来はプロに行き父の記録を超えたい」と誓う。チーム内では明るいムードメーカー。 ◇チーム支える守備力 八木陽(ひなた)遊撃手(2年) 現チームで唯一、前チームからスタメン入りしているメンバーだ。強みの守備でチームを支える。 3歳から野球に親しみ、東京ドームにプロ野球の試合に連れて行ってもらい、飛んできたファウルボールを持って帰ったことを今でも鮮明に覚えている。 小学2年生で野球チームに入り、父・浩次さん(51)と自宅近くの公園で朝から壁当てやキャッチボールに励んだ。「(守備がうまくなった)一番の恩人は間違いなく父親」と断言する。 この冬は送球に磨きをかけるため、腕の筋力トレーニングや、肩の可動域を広げるためのストレッチを積極的に取り組んだ。=随時掲載