受刑者だけでなく設計や経営までコントロールする刑務所運営ゲーム『Prison Architect 2』の発売日が「無期限」で延期に。開発元の交代やシステム構成の不具合に続き、「より良いゲームを届ける」ため3度目の延期を決断
海外パブリッシャー(販売元)のParadox Interactiveは、9月3日(水)に予定されていた刑務所運営ゲーム『Prison Architect 2』の発売日を無期限で延期すると発表した。 『Prison Architect 2』画像・動画ギャラリー 『Prison Architect 2』は、2015年に発売され5万人以上のレビュワーから好評を博した2D刑務所運営ゲーム『Prison Architect』の続編として3Dで製作されている作品だ。 本作はもともと3月26日の発売を予定していたが、5月7日で設定された一度目の延期にともない、英国のスタジオ・Double Elevenがプロジェクトから離脱。開発元はブラジルのスタジオ・Kokkuに交代していたほか、メモリ使用の問題と最小要件のシステム構成における不具合から、9月3日に発売日を再延期していた。 発表によると、3度目となる今回の延期は「ゲームのパフォーマンスとコンテンツの両面を改善するために、さらなる時間が必要」との理由から実施されるという。 見直しについては継続的な内部レビューとベータテスターからのフィードバックによってクオリティを高めるための重点的な課題は洗い出せている一方、必要な作業規模の見直しが必要なことから、現段階で新たなリリース日を発表できない状態となっている。 本発表にともない、すでにPS5/Xbox Series X|S、Steamの各プラットフォームで予約購入したユーザーには、順次返金対応を実施するという。また、予約特典については「ゲーム本体に追加することになる」と説明している。 また、開発テストを兼ねた早期アクセス版としてのリリースやベータ版の配信、新たな情報の配信は検討されておらず、今後数ヶ月はリソースを開発や内部テストに集中することで問題の解決に集中するようだ。
電ファミニコゲーマー:ヨシムネ
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