「取ってやる」初回3失点の大分商・川瀬を立ち直らせた仲間 センバツ交流試合
2020年甲子園高校野球交流試合（日本高校野球連盟主催、毎日新聞社、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力）は10日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕した。開会式直後の第1試合では、花咲徳栄（埼玉）が3-1で大分商（大分）を降した。大分商の川瀬堅斗主将は「甲子園で完投できたのは素直にうれしい」と試合を振り返った。川瀬主将の談話は次の通り。 【大分商－花咲徳栄 熱戦の様子を写真特集で】 ◇ベストには遠いが完投できた 初めての甲子園で投手の自分をはじめチームに緊張があり、もっと余裕を持てば良かった。相手は常連校らしい落ち着いたプレーをしていて、その差が出たかなと。 二回以降は仲間が「点取ってやるからな」と何度も励ましてくれ、流れをつくろうと守備に助けられながらも無失点で切り抜けられた。自分のベストピッチングには遠かったが、甲子園で完投できたのは素直にうれしい。 センバツが中止になった時も、夏が中止になった時も、チームの皆が暗くなることなく本当に一丸となってくれた。うれしかったし、やっぱり良いチームだなと思った。負けた悔しさはあるが、最後にみんなとこの最高の舞台で戦えたのは良い思い出になった。
