【REPORT】ビョン・ウソク、大ブレイク後の来日に熱狂!「ソンジェ」のすべてを日本ファンと共有した忘れられない時間
ドラマ「ソンジェ背負って走れ」で大ブレイクしたビョン・ウソクが、待望の来日! 9月28日(土)、29日(日)の2日間にかけて武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナで「2024 Byeon Wooseok Asia Fanmeeting Tour <SUMMER LETTER>IN TOKYO」を開催した。2公演計2万枚のチケットは販売がスタートした瞬間からアクセスが集中し、即完売。開催以前から絶大な反響を得て、社会現象ともいえるビョン・ウソクの人気ぶりを実感させた来日ファンミーティングだった。そんな同公演から、28日の公演の様子をお届けする。 大スターに成長したビョン・ウソクが登場! 【写真】一体何頭身あるのか…日本ファンミーティングの様子はこちら イベントが始まる前に、突然大歓声が上がった。3階席に横断幕を持った一行が現れたのだ。実は彼ら、ビョン・ウソクに招待された「ソンジェ背負って走れ」のスタッフさんたち。粋な計らいに客席のボルテージも上がる。 会場は緑色のペンライトに埋め尽くされ、準備はOK。カッコいい映像が流れた後に、満を持して走って出て来たビョン・ウソク。オープニングは「Love Holic」からスタート。こちらは、2話でソンジェがバスを追いかけるシーンで流れた挿入歌だ。「ハローハロー!」と可愛らしくノリノリで歌う姿に、ファンは大歓声の大喜び! とにかく背が高い、189cmは伊達じゃない! 顔が小さい、透明感あるお肌がつるつる! アーガイル模様のカーディガンにジーンズというカジュアルな衣装がよく似合い、また元気よく走って帰って行ったので笑いが起こる。 ここでMCが登場し、手を振りながらゆっくりと再登場したビョン・ウソク。胸に手を置いてドキドキと喜びを伝えてくれる。「こんばんは、私はビョン・ウソクです」と日本語で言っただけで大歓声。アハハハハと笑い出してしまうのがまた可愛らしい。実はビョン・ウソクが初めてファンミーティングを開催したのは2023年3月の日本。今回の来日ファンミーティングはアジアツアーのファイナル。わずか1年半の間にこれほどの大スターに成長するとは、彼自身も思っていなかったに違いない。 「ファンミツアーの最後を日本で迎えられ、日本の皆さんにお会いできて本当に嬉しく思っています。前回もすごく素敵なファンミーティングでしたが、今回はより大きな会場で多くの皆さんから愛情をもらうことになりました。その分緊張しています」と語り「緊張していますが先程は飛び回りすぎてしまい、息苦しいです」と付け足して笑わせる。とにかく爽やかで嫌味がなく、上品で素敵。ソファに座って足を組むだけでその仕草がカッコよすぎて歓声が上がるくらいなのだ。 「ソンジェ背負って走れ」名場面を再現 最初のコーナーは「ソンジェのすべての時間」。このとき客席から大きな男性の声援が聞こえた。「今のはもしかしたら撮影監督さんの声かもしれません。ありがとうございます」と照れながら言うビョン・ウソク。ファン3名が舞台に上がり「ソンジェ背負って走れ」の名場面を再現するコーナー。「会場が広すぎてファンが舞台に来るまで時間がかかるので、今回はやめにしよう」という話になったところを、ビョン・ウソク本人が「他の国でもやったので、東京でやらないのはダメだ」と主張してくれて実現可能になったのだとか。なんて優しくてファン想いなんだろう。 選ばれたファンがステージに到着するまでは、ソファに座ってトークタイム。「日本に来て最初に食べたのは味噌ラーメン」「すき焼きも食べました」と嬉しそうに語るビョン・ウソク。「でも、着いた日に何を食べたのか思い出せない」としばらく考えたあと「ヤキトリ」と日本語で一言。「日本のおでんも好きなので、わさびをつけてたくさん食べました!」とニッコリ。それはおそらくからしだと思われるが、可愛いからOK! という空気が会場中に満ち満ちた(笑)。 このあと花道の前まで出てモデル風のウォーキングをしてくれたビョン・ウソク。ポーズをキメたり、投げキッスをしたり、照れとナルシシズムが交互に出てくる愛らしさにファンはもうメロメロ。 ビョン・ウソク本人の緊張が少しほぐれたところで「ソンジェ背負って走れ」の名シーンを再現すべく会場から選ばれた3人のソルが登場。まずは寝ているソルにソンジェが静かに近づき、手を比べるシーン。映像が映し出された瞬間「ギャー!」という悲鳴が上がった。手が綺麗なことで知られているビョン・ウソク。再現したあとは、しきりに照れながら「僕の手が震えてしまいました」と照れ笑い。 そして「一緒に写真を撮っていいですか?」とおもむろに自分の携帯を取り出した。「え? 本人の携帯でツーショット? それをどうする?」という空気が流れ、MCも「ファン本人には渡らない写真。珍しいケースですね」と突っ込むが、まったく気にしてないビョン・ウソク(笑)。 次はソルとソンジェが一緒に写真を撮る場面を再現。後ろからソルのほっぺにハートマークを作るソンジェ。かなりのイチャイチャシーンなので当然これにも悲鳴の嵐が降り注いだ。照れながらも再現、最後にまたハートポーズで記念のツーショットを撮って満足そうなビョン・ウソク。 3番目の再現シーンは、両手にジュースを持ったソルに後ろから近づいたソンジェがストローでジュースを盗み飲みして、最後はほっぺをジュースの入ったコップでぎゅっと挟むという、御茶目なシーン。 場内に轟くファンのジェラシー混じりの悲鳴。暑い暑いとジェスチャーしながら、コーナーの締めくくりに「緊張して汗をかきました。皆さん演技がお上手で楽しくできました」と感想を語ったビョン・ウソク。ここで衣装チェンジのために一旦退場。 アリーナから再登場に熱狂!「日本の曲を歌いたかった」 そして、なんといきなり1階のアリーナから再登場した。 このサプライズに会場は大騒ぎ。そんな大騒ぎも関係ないと言わんばかりに、ビョン・ウソクの周りだけは爽やかな風が吹いているようだった。 黒のラメラメジャケットが主役の衣装に着替えたビョン・ウソク。ここで歌ったのは「真夜中のドア/Stay with me」だ。1979年の日本の曲だが、2020年に再注目され、世界的規模で日本のシティポップブームを巻き起こした名曲といえる。 前のコーナーでしきりに暑がっていたビョン・ウソクは、ソファの横に扇風機が置かれたのを発見するや否や「お! ありがとうございます」とにっこり。こういうところに育ちの良さ、人柄の良さが出るようだ。サプライズの練り歩きの感想を聞かれると「皆さんとそばで会いたかったんです。お互いに目を見られるいい瞬間だったと思います。僕の歌はどうでしたか?」と逆質問。「日本のファンミーテングだから日本の曲を歌いたかったんです。歌詞の意味が良かったので、一生懸命練習して挑みました」と微笑んだ。 お次は、ゲームコーナーで9つのゲームにチャレンジ。ファンの愛称である「トントン」とのジャンケンしたを皮切りに、バスケのロングシュート、けん玉、輪投げに次々と挑戦。そして、最後に登場したのは超特大サイズのだるま落とし。その大きさに爆笑しながらも無事クリア。 ここからは究極の2択ゲームにトライ。 「日本に旅行して食べたいものは?」と言う質問には「もんじゃよりもラーメン」と回答。あとはトンカツ、牛丼、ウニが食べたいとのこと。「次の日本でやってみたいこと」という質問の答えは「1人でリゾート地よりは、友人と一緒に遊園地」と回答。遊園地のアトラクションは全部好き、ジェットコースターも大丈夫! と胸を張った。そして最後の「作品のために体重を調整するなら?」という質問の答えは「10㎏減らすよりも10㎏増やす」。「10㎏減らしたら痩せすぎちゃう。無理です!」と笑い飛ばしたビョン・ウソクは、美味しい物を食べながら筋肉5㎏、脂肪5㎏を目指したい、とのことだった。 神ファンサービスの嵐!大勢のファンを前に涙目も ここでプレゼントの写真集が当たったファン5名が舞台に登場。1人ひとり丁寧にサインをして、写真集を手渡した。そして、ツーショット撮影も。顎の下に手を置いたり、一緒にハートマークを作ったり、ファンのリクエストに笑顔で応えてあげるお茶目で優しいビョン・ウソクを見ているだけでほっこりする。 そしてMCが何度も言うように、この写真はファンがもらえるわけではないのだ。すべてはウソクの思い出写真館の中に。 次のQ&Aコーナーでは、よりプライベ―トな質問に答えてくれたビョン・ウソク。 「家のインテリアはどんな感じ?」と聞かれると「ウッディで温かい感じです。いつもすぐに眠れるような部屋にしたいので」と回答。「20代最後の誕生日にしたことは?」と聞かれると「おそらく家族とご飯を食べていたと思います。友人とパーティーをした記憶はないので。すみません、皆さんの質問に答えてあげたいのに覚えてなくて(笑)」と振り返った。「それでは30代最後の誕生日に何をしたい?」と聞かれると「ファンミーティングをしたいけど果たして皆さん、来てくれますかね?」と不安そう。どこまでも謙虚なのだった。 また、暑さにも寒さにも弱いが、しいて言えば冬よりも夏の方が好きであるということ。ファンの皆さんに会うようになって、前よりも寂しさを感じなくなったこと。寂しくなったら辛い物を食べて映画を見るようにしていること。さらに、2025年に叶えたいことについては「演技が上手になりたい。それが皆さんの恩に報いることだと思うから、一生懸命頑張りたい」と伝えるなど、生の声を聞くことができた。 ここで、お待ちかねのフォトタイム。上手、下手と移動しながら投げキッスをしたり、ハートマークを作ったり、ファンサービスをしまくってくれる。最後にファンをバックに記念撮影すると、そろそろ終わりの時間が近づいてきた。感想を聞かれると、しばらく言葉が出てこないビョン・ウソク。目元がうるうるしているのがわかる。 遠い4階にいるファンのほうを見ながら「あそこにさっきからずっと手を振ってくださっている方がいます」と話し始めた。「僕もずっと皆さんのことを目に刻もうと努力していました。とても幸せな時間でした。皆さんにとっても忘れることのできない楽しい時間だったらいいなと思っています。僕もそのように思いたいです」と挨拶。ここでMCは退場。 サプライズで再登場!「ソナギ」を熱唱 1人残ったビョン・ウソクは「次に歌う曲はドラマの中に出てきた曲です。皆さんに届けたくて準備しました」と一言。スクリーンには「ソンジェ背負って走れ」の名場面が次々と映し出される。「I Think I Did」を歌い終わると、「カムサハムニダ」と言って一旦退場。 そして、スクリーンにはセーター姿のビョン・ウソクが映し出され、ファンに向けての手紙が披露された。「僕たちまた会おうね!」と締めくくると、舞台中央のスクリーンが上がるとともに、階段の上にビョン・ウソクが再登場! 沸き上がる会場。 そのまま花道まで出てくると、心を込めて歌い始めたのは「ソナギ(Sudden Shower)」。これもまた「ソンジェ背負って走れ」のOSTからの曲で、皆が聞きたかった曲だったため、会場は大歓声。こみ上げてくるものを確かめるように、胸に手を当てながら歌う姿に感動の波が広がっていく。 歌い終わると、涙ぐむビョン・ウソクの姿が。どの国のファンミーティングでも最後は涙を見せていた。客席からも「可愛い」などの声が飛んでいた。「今日は来てくださってありがとうございました。僕に本当に素敵な思い出をたくさんくださってありがとうございます。さようなら、ありがとうございました」と締めくくり、最後も礼儀正しく去っていったビョン・ウソク。 伝説となった今回のファンミーティングだが、「ソンジェ背負って走れ」の人気はまだまだ拡大しそうな勢いだ。ビョン・ウソクがカッコいいという事実はもちろんのこと、苦節8年を経て、旬のスターとして大ブレイクした彼ならではの人間的な魅力がビンビン伝わってきた。この日、生のビョン・ウソクに会ったファンはますます深く沼にハマったことだろう。次に会う時はどんな大スターになっているだろうか? 今後の活躍にも期待したい。 (取材:望月美寿) ■公演概要 「2024 Byeon Wooseok Asia Fanmeeting Tour <SUMMER LETTER>IN TOKYO」 日程:2024年9月28日(土)、29日(日) 会場:武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナ
Kstyle編集部