【RIZIN】大みそか第1弾カードは鈴木千裕vs.クレベルのタイトル戦 誕生10年を記念し3部構成イベントに
大みそかに開催される『yogibo presents RIZIN.49』(さいたまスーパーアリーナ)の対戦カード発表会見が5日に都内で行われ、第1弾カードとして鈴木千裕vs.クレベル・コイケによるフェザー級タイトルマッチが決定した。今大会はRIZIN誕生10年を記念して『RIZIN DECADE』と題した3部構成のビッグイベントとなり、第3部の『RIZIN.49』は年越しで行われることも発表された。 【画像】大みそか『RIZIN.49』で対戦する王者・鈴木千裕と挑戦者のクレベル・コイケ 会見で榊原信行CEOは「千裕とピットブルの試合というプランもあったけど、10回目の大みそかを締めくくるメインカードとしては、千裕vs.クレベルのタイトルマッチしかない」とこの試合に自信を込めた。 念願のタイトル再挑戦の機会を得たクレベルは「榊原さん、チャンスをありがとうございます。千裕もありがとう。私はまたチャンピオンに戻りたいです」とあいさつ。対する鈴木も「前回はノーコンテストでしたけど、自分の中では負けを認めているので。悔しいけど、大みそかにリベンジして本当のチャンピオンになるので、それを楽しみにしていてください」と宣言した。 鈴木は昨年11月のアゼルバイジャン大会にて、前王者ヴガール・ケラモフに1ラウンドでKO勝利して王座を獲得し、立ち技KNOCK OUTとの“二刀流王者”の夢を実現させた。今年4月には金原正徳を相手に防衛に成功し、今回が2度目の防衛戦となる。 対するクレベルは2022年10月に牛久絢太郎に一本勝ちして第3代フェザー級王者となるも、鈴木を挑戦者に迎えた23年6月の初防衛戦で400グラム超過の計量失敗で王座を剥奪された。その後、9月に金原に敗れるも大みそかに斎藤裕、今年6月にはフアン・アーチュレッタと歴代王者に連続一本勝ちし完全復活した。 昨年6月の初対戦では、1ラウンドでクレベルが腕を極めて一本勝ちするも、体重超過により結果はノーコンテスト。鈴木がベルトを獲得後からクレベルは再戦をアピールし「チヒロは私から逃げてる」と挑発もしてきた。アーチュレッタに勝利後もリングから解説席の鈴木に「いつできるの?」と対戦を訴え、鈴木がリングサイドに上がり「いつでもいいよ」と応じていた。