職場で梨のおすそわけ→喜んでたら、ほとんどが「いらない」 その理由に愕然…家庭での「果物離れ」でも、パフェなら人気?
「職場に“1人1つどうぞ”って梨が置いてあったので、喜んで選んでいたら“私は食べないからあげる”って人が何人もいて、たくさんもらえた。タダでもらえる果物を何でもらわないの? “剥くのが面倒”“そうそう、カットフルーツがいい”“ご飯のおかずにもならないし”…よく分からない」 【写真】最近のパフェはフルーツがドーン!とのってます 介護福祉士として働く日暮れひぐれんさん(@higureshuuen 以下日暮れさん)は、この夏「果物離れ」を職場で実感。昨今は、金銭的な理由もあって、「くるま離れ」「旅行離れ」「和牛離れ」がありますが、無料でも欲しくないとは…。 X(旧twitter)で自らの体験を明かすと、約5.6万件のいいね!が付き、「ウチの職場で、柑橘類がたくさん置いてあった時にも同じ事が」との意見も含めて反響が続々。 「日常のささいなできごとをつぶやいただけなんです。なぜ、このポストが話題に?」と戸惑う日暮れさんに話を聞くとともに、実際に「果物離れ」が進んでいるのか、果実の生産者支援や消費拡大に取り組む公益財団法人中央果実協会(以下中央果実協会)の調査結果を紹介します。
皮むきが面倒だから食べない?
日暮れさんによると、「わざわざ剥いてまで、家で果物食べない」と答える人たちが多く、梨の他に桃も余っていたそう。「私はいらないから、あげるよ」と言われ、日暮れさんは4つも余分に梨を持って帰ることになりました。「梨も桃も買えば高いのにな~って思いました。でも、面倒くさい方が上回るみたいです」。 持ち帰らない人の中には「自分で桃なんか剥いたことがない。親がやってくれないとできない」と話す人もいたそうで、「桃の皮は手でも剥けるよ」と伝えても持って帰る人は少なかったと言います。 「私は40代後半のおばさんだから(笑)、高い果物がもらえるなら喜んで持ち帰って、自分で剥いていただきます。でも、40代でも親と同居している独身の人は、男性も女性も持ち帰ってなかったですね。1つだけ持ち帰って、親に剥いてって頼むのもめんどうなのかな?そこまで詳しくは聞きませんでしたが」。 職場に置かれていた梨の個数は職員の数より少なかったはずなのに、3日ぐらい残っていたそうです。 今回の日暮れさんの投稿には、「果物って高いのに…喜んで持って帰る」「皮を剥く価値が、梨にはある」といった果物大好き派もいる一方で、「剥いてまで食べたいって思わないんですよね 」「うちの職場は、事務員さんが剥いてくれる。皮剥いてなかったら多分貰わない」「最近は皮ごとブドウとか、簡単に食べられるものに流れがち」など、やはり手間と感じる人も少なくない。 「フルーツが高くて買えないから始まったんだと思う。買えないから食べないを続けていたら果物を剥いて食べるって文化そのものが消失してしまった」「スーパーでも、カットフルーツが良く売れているそう」と原因を考察するコメントもありました。