「トム・クルーズ抜き109億円で1位に」アダム・サンドラーが‘23年最も稼いだ俳優の「ウラ事情」
米誌「フォーブス」が最近発表した’23年米国で最も稼いだ俳優のランキングで、1位はコメディアンで俳優のアダム・サンドラーだった。昨年1年間で7300万ドル(約109億5000万円)を稼いだという。 【人目もはばからず…】すごい…テイラー・スウィフトと彼氏のチュー写真 2位は映画『バービー』が大ヒットした女優のマーゴット・ロビーの5900万ドル(約87億円)、3位は『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』がヒットしたトム・クルーズで4500万ドル(約67億5000万円)を稼いだという。 「サンドラーは日本ではヒット作が少ないですが、米国では主演した数多くのコメディ映画が大ヒット。興行収入が1億ドル(約150億円)を超えた作品が『ウェディング・シンガー』(’98年)、『ビッグ・ダディ』(’99年)など15本もあります。フォーブス誌の最も稼いだ俳優ランキングで、過去には’09年に2位になったのをはじめ’11年には3位にランクインしていますよ」(女性誌記者) トム・クルーズやブラッド・ピット、レオナルド・ディカプリオなどを抜き、サンドラーを昨年の収入トップに押し上げた原動力は、合計4本のNetflix映画だ。 俳優・脚本家・コメディアン・映画プロデューサーとマルチに活躍するサンドラーは、’23年に、ハネムーン中に殺人事件に巻き込まれた夫婦を描く『マーダー・ミステリー』の続編『マーダー・ミステリー2』に出演。 他にも製作も務めた青春コメディ映画『バド・ミツバにはゼッタイ呼ばないから』、声優を務めたアニメ映画『レオ』、そして今年は宇宙飛行士役の『スペースマン』と、Netflixのオリジナル映画4本に出演している。 サンドラーは’15年の『リディキュラス・シックス』以来、Netflixと独占契約を結んで、映画を製作し出演して多額の報酬を得ているという。ストリーミング映画であることを考えると、これは異例のことだが、今後Netflixなどの配信系の会社がハリウッドでさらに存在感を増していくことが予想される。 2位のマーゴットは、主演した『バービー』の大ヒットによるもの。同作の興行収入は10億ドル(約1500億円)以上といわれており、製作も兼ねた彼女は、出演料とプロデューサー料で大きく稼いだ。 一方で、ベスト10入りした女優はマーゴット・ロビーとジェニファー・アニストンの2人だけ。ハリウッドの男女の賃金格差は依然として大きいことをうかがわせる。 ともかく、いまや世界中で約2億6000万人が加入しているというNetflix。サンドラーが1位になったことで、ハリウッドでもますます存在感を示していくことは間違いなさそうだ――。 文:阪本 良(ライター、元『東京スポーツ新聞社』文化社会部部長) 現在はWebマガジン『PlusαToday』を始め、芸能、映画、ハリウッド情報などの記事を執筆。日本映画ペンクラブ会員
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