元乃木坂46堀未央奈、甘え上手な“6歳年下夫”をエスコート 『私たち結婚しました5』1話
ABEMAオリジナル恋愛番組『私たち結婚しました』の新シーズンが、3月15日より配信スタートした。本作は、韓国でレギュラー放送された国民的ヒット番組を、日本版にリメイクしたもの。芸能人同士の期間限定の結婚生活に密着して、夫婦のリアルな様子を追いかけていく。 【写真】ハワイで結婚式を挙げる白間美瑠×永田崇人「幸せにすることを誓います」 シーズン5となる『私たち結婚しました5』(以下『わた婚5』)では、堀未央奈×百瀬拓実、白間美瑠×永田崇人の2組が、期間限定の結婚生活を送ることに。今シーズンも、『東京タラレバ娘』など数々のヒット作を世に送り出してきた作家・東村アキコが、夫婦の距離を縮める“ラブミッション”を監修する。 以下より、3月15日公開の第1話の見どころを読み解いていく。細かなネタバレもあるため、ご注意いただきたい。 ・「腕まくらするの、痛くない?」と聞かれたときの模範解答 白間美瑠×永田崇人の結婚生活は、ハワイからスタート。シーズン初の海外ロケに、観ているこちらのボルテージもMAXに。海が見える綺麗なチャペルで行われた結婚式では、「妻の手をとり、3つの誓いを相手に誓ってください」という“ラブミッション”を課された永田が、「あなたをたくさん幸せにすることを誓います」「家事全般得意じゃないんですけど、一生懸命頑張りますことを誓います」「たくさん愛してもらえるような夫になることを誓います」と“妻”に向けて愛の宣言をした。 この2人、年齢が近いからか、『わた婚』あるあるのひとつでもある初対面のぎこちなさがあまりない。まるで、古くから知っている友人かのように、フランクに話が進んでいく。 初日から、“おなら”に関するトークをしたりと、本当の友達のような2人。もしかすると、恋愛のドキドキ感がない夫婦になってしまうのでは? そうなると、“ラブミッション”がかなり照れくさくなってしまうぞ……と、ちょっぴり不安になったが、白間のオープンすぎるアタックを、胸キュンでレシーブしてくる永田のモテ男っぷりが半端ない。白間が「妻がおならしたらどうする?」と聞いたときも、ただふざけるのではなく、「愛おしくてたまらないってなると思う」と笑顔で返答。王子のような永田と関わるうちに、白間も元アイドルの本領を発揮していく。 とくに凄みを感じたのが、手をつなぎたいときの誘い方。一度つないでしまえば、そのあとは何も考えずにつなげるものだが、最初に誘うときって、なんて言えばいいのか分からない。だから、白間が、「手のつなぎ方、いろいろあるやん? 何がいい? 気になる」と言ったとき、「これが、模範解答かもしれん……」と思った。 「手つなごう」と直接言うのではなく、ちょっぴり遠回しに、でも確実に、そして自然につなぐことができる誘い方。さすが、握手会などでファンと直接やりとりすることが多かった48グループの卒業生。相手を翻弄する小悪魔なおねだりに長けている。 そして、今回いちばんキュンとさせられたのは、寝る前の腕まくら。スタジオトークでも話題になっていたが、男女ともに寝心地がいいわけではないのが、腕まくら。男性からしたら腕がしびれるし、女性はあまり体重をかけないように……と気を遣わなければならない。ただ、それでも腕まくらをして眠るカップルが多いのは、心が満たされるから。とくに女性は、“自らの腕を痛めてまでわたしのために”という部分に愛を感じたりする。 しかし、交際期間が長くなっていろいろなことを話せるようになっても、「腕まくら、本当は痛くてやりたくないんだよね」などと言う男性は少ない。「痛くない?」と聞かれたら、「全然、大丈夫!」と強がってしまうのは、男のさがなのだろうか。 そこで永田が出したのが、「腕まくら、大変じゃない?」と聞かれたときの模範解答。永田は、腕を心配する白間を見てフッと笑い、「じゃあ、やめよっか。おやすみ」とそっぽを向いたのだ。こういうふうに、ふざけた感じで言われると、女性側も「してよ!」とおねだりしやすい。初回を観て、白間と永田は恋愛における模範解答を提示してくれる夫婦になるのでは? と思った。 ・令和らしい結婚観を提示する堀&百瀬 堀未央奈×百瀬拓実は、堀が6歳年上の姉さん女房。そのため、“妻”のリードで結婚生活が進んでいく。プロポーズの言葉を伝えるのも、堀から。「わたしの旦那さんになってください」という言葉に、満面の笑みでうなずいた百瀬。いつからか、プロポーズは男性からするものという固定観念が植え付けられていたが、この2人を観ていると女性からアクションを起こすカップルも素敵だなぁと思えてくる。 また、“妻”の堀が、「全女子が好きだと思う。天然で可愛い」と言うように、百瀬の天然っぷりが愛おしくて癒される。たとえば、椅子の裏側のネジを止めるときも、椅子をひっくり返せばいいのに、自らなかに入っていく。横になりながら、すごく止めづらそうな体勢でネジ止めをしている姿を観て、思わずクスッと笑ってしまった。スタジオ陣からは、「こういうのサラッとできないと!」とツッコミの声が上がっていたが、できない部分も愛おしく思えるのは、年齢差があるカップルならではだろう。 料理をつくるときも、経験がない百瀬に「やってみたら?」とお姉さんのように声をかけていた堀。エプロンをつけるのに手こずっていても、年下だからなんでもやってあげたくなる。“妻”に、「後ろ結ぼうか?」と聞かれて、素直に「やって」と甘えられるのも、“年下夫”の特権と言える。 「2人で、結婚生活でやりたいことリスト10を作ってください」という“ラブミッション”を受けて、「街中で待ち合わせする」「韓国に行く」「プロレスを観る」「洋服選び」「ゴーカートに乗る」「BBQをする」「たこ焼きパーティをする」「動物カフェに行く」「ソファでゴロゴロする」「ギターを弾く」と目標を立てた堀と百瀬。これがすべて達成されるころには、期間限定の結婚生活が終わってしまうのか……と考えると、まだ始まったばかりなのに、ちょっぴりセンチメンタルな気分になる。
菜本かな