サンタが小児病棟にやってきた 入院中の子供たちに本とお菓子をプレゼント「チャリティサンタ」の取り組み
広島ニュースTSS
育児の話題をお伝えするコーナー。 今回は、この季節ならではの話題。病院に入院している子どもたちに、ひと足早くサンタクロースがやってきました。 【サンタクロース】「メリークリスマス」 18日午後、広島大学病院の小児病棟のプレイルームにやってきたのは、「チャリティサンタ」。 入院する子どもたちに本とお菓子をプレゼントするためにやってきました。 【サンタクロース】 「絵本とか大きな子には大きな(子向けの)本もある。文庫とか」 子どもたちは、およそ100冊ある本から好きな本を1冊ずつ選んでいきます。 外で買い物ができない子供たちにとって自分で本を選ぶのは貴重な機会です。 【プレゼントをもらった子は】 「うれしい」 「たのしい」 【入院中の子の母親】 「すごくありがたいです。絵本はすごくたくさん読み聞かせしたいと思っているので楽しみです」 【石井記者】 「皆さんが真剣に悩んでいるたくさんの本、実は一般の人の善意で成り立っています」 これは「ブックサンタ」という取り組みで、一般の人が、取り組みに参加する書店に行って本を選び、「ブックサンタで」と伝えてお金を支払うと、その本が、病院にいる子供たちや母子家庭など、必要な人にチャリティサンタを通じて届く仕組みなんです。 【NPO法人チャリティサンタ広島支部・山本莉穂代表】 「ちょっとしただれかのために何かしたいという気持ちだけでも参加していただけるので、多くの方にこの取り組みを知っていただければうれしい」 様々な人の善意で届けられた本だけに、ベストセラーからディープな世界のものまで、種類が多様なことも特徴です。 およそ40人の子供たちは、チャリティサンタが届けてくれたひと足早いクリスマスを楽しんでいました。 《スタジオ》 【コメンテーター:JICA中国・新川美佐絵さん】 「子どもたちには体験というのがすごく大事と言われています。なかなか病院の外に出る機会がないお子さんには本自体も嬉しいと思いますが、サンタさんに会うというのもいい経験です。私のように子供がいない大人からすると、子供さんに本を上げられるという仕組みも参加してる感じがして楽しいなと思います」
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